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オーナーの生涯を超える、真の“永久”カレンダー

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ガラス素材を多用したピュアなルックスが、「eternal」を表現しているかのようだ。視認性にも優れており、これだけのコンプリケーションを搭載しているにもかかわらずケース厚15mmをキープ。日常使いにも対応しているのが魅力。自動巻き、Ptケース、44.4mm。価格は要問い合わせ。IWC

 2024年、IWCは主軸のコレクション、ポルトギーゼをフルリニューアルした。そのハイライトが、究極のカレンダー機構を搭載した「ポルトギーゼ・エターナル・カレンダー」だ。時計の動きを止めない限り、日付調整する必要がない。

 通常のパーペチュアル・カレンダーは、閏年か平年かを自動判別するが、これは実は“永久”とは言えない。グレゴリオ暦が持つ例外ルール―「西暦年号が100で割り切れて400で割り切れない年は平年とする」―に対応していないからだ。例えば、2000年は閏年だが2100年は平年。つまり、400年に3度(直近だと2100年の3月1日に)、調整が要る。

 しかし「ポルトギーゼ・エターナル・カレンダー」は、従来のモジュール式設計を採用し、ケース厚を変えずにわずか8個のパーツを足すことで可能にした“400年歯車”を追加して、この例外に対応してしまった。さらに瞠目に値するのは、4500万年に1度のみ調整を要する超高精度なダブルムーンフェイズを搭載し、ギネス世界記録を更新したのだ。

 なお、IWC曰く「少なくとも西暦3999年までは正確に閏年が計算される」。西暦4000年を閏年にするか否かは、まだ正式に決まっていないのだ。したがって、現時点においてこのタイムピースは、真の意味での“永久”を備えているといえる。間違いなく、時計史にとって重要なマイルストーンとなるだろう。

8個の部品を追加して実現した“400年歯車”は、400年で1周し、閏年を3回スキップ。自社開発のCal.52640は、サファイアクリスタルのケースバックから鑑賞可能。

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