『デスノート THE MUSICAL』製作発表レポートが到着 加藤清史郎、渡邉 蒼、三浦宏規、鞘師里保、リコ(HUNNY BEE)、濱田めぐみ、浦井健治、今井清隆が登壇
2025年11月に東京建物 Brillia HALLにて上演される『デスノート THE MUSICAL』の製作発表が10月9日(木)にClub eX(クラブエックス)で開催された。夜神 月を演じる加藤清史郎と渡邉 蒼を含めた8名が登壇し、劇中曲より「デスノート」「ゲームの始まり」「哀れな人間」の3曲が披露された会見のオフィシャルレポートが到着した。
2003年12月から2006年5月まで「週刊少年ジャンプ」に連載され、映画やドラマ、アニメなど幅広いメディア展開を遂げてきた人気漫画「DEATH NOTE」。そのミュージカル版となる本作は、原作のスリリングな物語を、世界的作曲家 フランク・ワイルドホーンによる魂を揺さぶる音楽と、演出家 栗山民也の緻密かつ大胆な演出によって舞台上に昇華させた。
2015年に日本で世界初上演され、国内では2017年、2020年と再演を重ねると同時に、海外でも高い評価を受け、今や世界中から注目を浴びる大ヒットミュージカルとなった。10周年という節目を迎えた記念公演となる今年、初演オリジナルキャストである浦井健治と濱田めぐみが8年振りに戻ってくる。さらに、新たな才能も加わり、今この瞬間にしか実現しえない“最強のデスノート”が誕生する。
製作発表では、劇中より「デスノート」「ゲームの始まり」「哀れな人間」の3曲が披露された。
♪「デスノート」歌唱:加藤清史郎・渡邉 蒼
あるノートを拾った高校生の夜神 月は、この力を正義のために使い、新世界の神になることを誓う。ダブルキャストで夜神 月役を演じる加藤清史郎と渡邉 蒼によるスペシャルバージョンで披露された。
♪「ゲームの始まり」歌唱:三浦宏規
月とⅬがお互いの正体を探り合う"心理戦“の始まりを描いた楽曲を三浦宏規が歌い上げた。
♪「哀れな人間」歌唱:濱田めぐみ・浦井健治
死神のリュークとレムが人間という存在について語り合あうナンバー。
初演からのオリジナルキャストで8年ぶりにカムバックした濱田めぐみと、夜神 月役から死神リューク役に転生した浦井健治の2人が早くも息の合ったデュエットを披露した。
【11月24日開幕】『デスノート THE MUSICAL』製作発表歌唱披露映像【歌唱:加藤清史郎、渡邊蒼、三浦宏規、濱田めぐみ、浦井健治】
登壇キャストのコメントは以下のとおり。
■夜神 月 役(ダブルキャスト):加藤清史郎
出演が決まった時は、嬉しいよりも先に驚きがあり、実感が湧きませんでした。2015年の初演を一観客として観ていたので、「あの『デスノート』で、しかも月(ライト)...?あの夜神 月だよな...?」と、整理するのにすごく時間がかかりました。ワイルドホーンさんの楽曲は、歌ってみないとわからない難しさがありますが、最近は “カチッとハマった瞬間” の気持ちよさや楽しさも感じられるようになってきました。言葉に落とし込んでいくという作業もあるので、課題はたくさんある中で「あと1か月半か...!」という気持ちです。「今のうちに歌っておけよ!」と初演を観ていた10年前の自分に言いたいです(笑)
■夜神 月 役(ダブルキャスト):渡邉 蒼
数年前から父に、「お前は月(ライト)をやるんだ」と言われていました。流石に…と思い、「地道に頑張るね」とだけ伝えていたので、お話をいただいた時は本当にびっくりしました。父に伝えた時はとても喜んでいましたし、「絶対大丈夫だ」と言ってくれました。僕個人としては怖い気持ち、不安な気持ちがありますが、一番身近なところで僕の月(ライト)を待ってくれている人がいるので、そのために今は全力を尽くそうかなと思っているところです。
■L 役:三浦宏規
初演から拝見して大好きな作品で「Lという役をいつかやってみたいな」と思っていました。それがこうして、10周年という記念すべき公演に出演できることが本当に嬉しく、 夢が叶ったなと思いました。いかに姿勢を猫背にできるか、というところはいざやってみると本当に大変で、これを(これまでL役を演じた)小池徹平さんも、高橋 颯くんもやってきたんだなと思うと、僕ももっと鍛えてしっかり声が出るようにしていかなければ、と思っています。
■弥 海砂 役:鞘師里保
私自身も10年前までアイドルをやっていたのですが、今日のようなツインテールでステージに立つことはないタイプのアイドルだったので(笑)、「大丈夫かな」というドキドキや、私に務まるのだろうかという気持ちがありました。でも大好きな作品でしたので、お話をいただいたからには頑張って挑戦しようと思いました。自分のSNSで「この作品に出ます」と発表した時に、日本のお友達だけでなく海外のお友達からも沢山応援をいただいて、作品の大きさ、偉大さを感じた瞬間でした。
■夜神粧裕 役:リコ(HUNNY BEE)
ずっと原作や映画、ドラマを一ファンとして見ていたので、決まったと聞いた時は信じられない気持ちと、本当に多くの方に愛されている作品に出演できる楽しみな気持ちを感じていました。同時に、夜神粧裕ちゃんは微笑みを与えてくれるような存在だな、と思って見ていたので、その役を私が演じることへの緊張と責任をすごく感じています。大先輩の皆さんと一緒に稽古していくと、ものすごい世界に飛び込んできたんだな、という実感が湧いて、さらに楽しみです。
■死神レム 役:濱田めぐみ
今の時代に突き付けられる何か、というものを赤裸々に、舞台上でここまでしっかり尖ったままメッセージとして届けられる舞台って他にあるのかな、と思います。ワイルドホーンさんの音楽も相まって、観始めたら目が離せない、というのはこういうことなのかなと思います。「死神って一体何なの?」というテーマで、レムとして、人間が持っている五感ではないところでものを感じていく、という作業を幕開けから幕閉めまでやるべきだなと思っています。
■死神リューク 役:浦井健治
ちょうど昨日、一幕全部立ち稽古をやりきったぞ、という状況です。その中で濱めぐさん(濱田めぐみ)と死神について話していたのが、言葉の大切さです。演出の栗山(民也)さんと訳詞の(高橋)亜子さんがしっかりと築き上げた言葉たちが、時代を超えて、色々なものを感じられるようになっているので、それが伝わるような歌唱を目指していきたいな、と。ハードルはとても高いと思いますが人間とは違う位置で言葉を発する、というのが一つのテーマかなと思っています。
■夜神総一郎 役:今井清隆
稽古場で聴いていても改めて、音の力を非常に感じます。栗山(民也)先生は非常に演劇的に、ストレートプレイのように芝居をつくり上げられますが、音が入ってきたらあっという間に世界が広がって、引き込まれてしまう。そこがこのミュージカルの素晴らしさだなと思います。前回は、警視総監としての厳しさをどうやって表せるだろうか、キレ良く喋ろうか、といったことを考えていたのですが、今回はより年齢の若いキャストも多いのでとにかくおじいさんに見られないように(笑)、若々しく振舞うコツを勉強しようと、決心いたしました。