「にほんごでちいさなあきまつり」 横浜市緑区霧が丘で国際交流 東洋英和女学院大学の学生のアイデアも実現
NPO法人霧が丘ぷらっとほーむKIC国際交流部門は10月12日、横浜霧が丘郵便局そばのセンター街区集会所で国際交流イベント「にほんごでちいさなあきまつり」を開催した。インド人やインドネシア人などの親子連れが多数来場。日本人スタッフに遊び方を教わりながら、輪投げや射的、魚つりゲーム、折り紙などさまざまな遊びを楽しんだ。
当日は、近隣の「ぷらっとkiricafe」の日本語カフェで講師を務める辻翠さん=人物風土記で紹介=もスタッフとして参加。また、ミルクとバラのシロップを混ぜたインドの飲み物や、インドネシアの伝統的なスイーツなどを、それぞれの国の女性たちが販売し、多くの来場者が異国の味を楽しんでいた。
会場にはボランティアスタッフとして参加した、東洋英和女学院大学の保育子ども学科の2年生7人の姿も。学生たちは同科の専任講師・小井塚ななえさんのゼミ生で、地域の子どもたちと触れ合う経験を今後の学びにつなげたいと、6月から同イベントのミーティングに参加して準備を進めてきた。同大のキャンパス内で集めた草花を使用したしおり作りも、学生のアイデアで実現。人気を博していた。
講師の小井塚さんによると、今回の取組は学生たちにとって、国籍や宗教などの違いを越えて「『みんなで楽しめる方法とは何か』について考える貴重な機会になった」という。魚つりブースを担当した同大の学生・増原美紗さんは「いろいろな準備を重ねてきたので、子どもたちが楽しんでいる様子を見て達成感がある」と話した。