こだわりは“小麦”から!川西市にあるラボ『絹延橋うどん研究所』が作る本格派うどん 川西市
絹延橋駅からすぐの場所に“うどん愛”溢れる所長が営むうどん屋さんがあることをご存知でしょうか?
店の名前は『絹延橋うどん研究所』。その名の通り、ラボで研究するかの如くおいしいうどんを追求されている同店へ取材に行ってきました。
扉を開けると、レトロな照明に照らされたノスタルジックな空間が広がっています。
注文は入り口すぐのカウンターで行い、先にお会計を済ませるスタイル。
初めての訪問でどのメニューにするか迷っていた筆者。店員さんが丁寧におすすめを教えてくれました。
うどんの茹で時間はおよそ17分。出来立てを席まで運んでくれるそうなので、それまでのんびりと店内の雰囲気を楽しむことに。
店内にはうどんの美味しそうな香りが漂い、外の景色も楽しめる素敵な空間。しかし今回のお目当ては”研究所〈ラボ〉の秘密”。一体どこに研究所らしさが隠れているのでしょうか?
まず目に留まったのは、天井近くに吊るされた袋。これは「うどん粉(小麦粉)」が入っていた袋のようです。
「これは…?」奥に進むと、ガラス越しに見える不思議な機械が目を引きます。
「これは『製粉機』と言うんですよ」そう教えてくれたのは所長の永尾さん。
なんとここ『絹延橋うどん研究所』では、小麦の自家栽培まで手掛けいるとのことで、ここではその「製粉作業」を行っているんだそう。
うどんは使用する小麦粉の品種や質によっても食感や味わいが変化するといいます。「絹延うどん」は、所長が本場讃岐での度重なる調査〈リサーチ〉を踏まえ、独自に開発した唯一無二の“うどん麺の味”となっているんだとか。
そんな素敵な“研究所(ラボ)の秘密”を伺った所で、さっそく出来上がったうどんをいただくことに!今回注文したのは平日限定の「絹延プレートセット」。メインはさっぱりとした味わいで女性に人気という「梅しそおろしうどん」をチョイスしました。
この麺がラボ内で丁寧に自家製粉した全粒粉の色。シンプルながらも奥深い味わいで、爽やかな梅の風味がアクセントに。
地元農家さんから取り寄せたという季節の野菜は新鮮そのもの。採れたてならではの瑞々しさです。
うどんとおかずからは素材本来の栄養も感じられ、その「旨み」を噛み締める度に元気を貰えるようです。研究所こだわりの味、身体と心に染み入りました。
食後、所長の奥さんでもある副所長が案内してくれたのは2階にあるカフェスペース。
まるで秘密基地のようなこの場所は、うどんを食べた後にゆっくり過ごすことができる他、日曜日にはイベントスペースとしても活用され、訪れた人で賑わっているとのこと。
副所長によれば、日々うどん研究に勤しむ「うどんバカ」な所長は『うどん「を」美味しく&うどん「と」美味しく』をモットーに、いつもニコニコと楽しそうに、新しい計画を練っているんだそうです。
自然の風景と味も楽しみつつ、うどんの美味しさを味わうことができる『絹延橋うどん研究所』。所長たちの情熱あふれる研究成果、是非その目で確かめてみてください!
場所
絹延橋うどん研究所
(川西市小戸3丁目23-6)
営業時間
11:30~14:00
2Fカフェ 12:00~15:00(L.O 14:00)※日曜日は18:00まで延長
定休日
月曜日、火曜日、土曜日