川和の伝統、未来へ お囃子連合会が披露目
川和お囃子連合会(信田正和代表)が7月17日、川和連合会館で新稽古の「お披露目会」を行った。この日、披露目を行ったのは、今年1月に入会した5歳の女児から大人まで11人で、笛や鉦の伴奏に合わせて、太鼓を叩き、披露目を見ようと集まった地域の住民に、半年間の練習の成果を披露した。
川和地区は、囃子連の活動が100年以上続く伝統ある地域。現在も川和宿(しゅく)囃子連、川和下(しも)囃子連、川和上(か)さ囃子連の3つの連が活動している。
ただ近年の少子高齢化で、人数は減少しており、祭りなどの際、単独では踊り手や鉦や笛の演奏者が揃わず、合同で演舞することが多くなっていた。単独では新入会員の募集もままならないことから昨年、連合会を発足。数十年ぶりに募集をかけたところ13人の新入会員が集まった。
指導を担当した篠崎哲一さんは「週一回の練習でよくぞここまでできるようになった。動画を撮影しての自主練など努力の賜物」と新入会員を称えた。信田代表は「町内会をはじめ、川和町の伝統文化を守りたいという人たちのおかげ」と感謝した。