災害時の給水手順を確認 名古屋市との合同訓練で
災害時の生活に水の確保は、必要不可欠なもの。昨年、元日に起こった能登半島地震では、水道施設が壊滅的な被害を受け、復旧に半年以上を費やした。
横浜市水道局と名古屋市上下水道局は災害時の応急給水などの合同訓練を12月20日、みなとみらいの高島中央公園で実施した。この訓練は両水道局が締結した協定に基づき3年に1度、横浜と名古屋で交互に開催している。地域住民やみなとみらい本町小学校の児童のほか、横浜建設業協会や横浜市管工事協同組合、綜合警備保障(ALSOK)も参加した。
訓練は相模湾を震源とする最大震度7の地震を想定。同公園の地下にある災害用地下給水タンクから飲料水をくみ上げる給水所を立ち上げ、同小児童らに提供した。また、名古屋市上下水道局は、仮設水槽を組み立て給水車から飲料水を入れて住民に提供する一連の流れを確認した。
市水道局は災害などで断水した時に備え、配水池、災害用地下給水タンク、緊急給水栓、耐震給水栓を災害時給水所として整備している。高島中央公園などに整備されている災害用地下給水タンクは、市内に134基設置されている。詳細は左記二次元コードから市HPで確認を。