町田市議有志ら スポーツ振興団体発足 環境整備 街の活性化狙う
町田市議会議員の有志らが先月、市内のスポーツ振興を目的とした団体を立ち上げた。盛り上がるスポーツ熱を街の活性化につなげたい考えがある。
名称は町田市スポーツ振興議員連盟。7月23日の総会時点で30人の有志議員が名を連ね、主な活動として、各スポーツ・パラ団体との意見交換会や関連する講演会の実施、現場視察などを想定する。
強みは各議員の人脈だ。幅広いつながりをもつことを生かし情報を集め、超党派として、行政などに対して要望していくことが可能になる。
同議連の事務局長に就いた戸塚正人市議は「これまで議員一人ひとりがやり取りしていたところを団体として交渉していくことができる。市内のスポーツ環境を整えていきたい」と話す。
熱高まり
設立の背景にあるのが、市内のスポーツ熱の高まりだ。
サッカーのJ1リーグで優勝争いをするFC町田ゼルビアやフットサルチームのペスカドーラ町田の活躍に加え、山崎町に「パラアリーナ」の建設が予定されるなど、市内ではスポーツによる盛り上り、活性化が続く。
同議連はこの熱を中心市街地への集客や町田のスポーツ文化向上などにつなげていきたい狙いがあるといい、戸塚市議は「パラアリーナが建設された際には国際大会を招致したいという市の考えもある。議連として後押しできればと思う」とする。
期待の声も
先月行われた設立総会では、同議連の活動計画や会則について話がまとめられ、来賓として訪れた石阪丈一・町田市長は、「今回の設立は大きな力になると思う。うれしく思う」と期待を寄せる。町田市スポーツ協会の吉原修会長は「多くの市民がスポーツに関わる機会を生んでもらえれば」と話している。