選ばれし者たちが今年の頂点を目指す! 『ゴルフ日本シリーズJTカップ』は11/28開幕
『第61回ゴルフ日本シリーズJTカップ』が11月28日(木)~12月1日(日)、東京よみうりカントリークラブ(東京都)で開催される。
毎年の日本男子ゴルフツアーの最終戦で、選手はトーナメント優勝などの厳しい条件をクリアしないと出場できない。また、難関として知られる18番ホールでは、ゴルフ史に残る激闘を数多く生み出してきた。まさに、日本男子ゴルフの頂点を決める大会と言える。
熱い戦いの記憶が蘇るのは、やはり、昨年の第60回大会だろう。蟬川泰果が賞金王の中島啓太と金谷拓実を1打差で退け、その年の2勝目、アマプロ通算4勝目を挙げた。
ドラマが待っていたのは、やはり、最終18番パー3だった。蟬川は前の17番パー5をバーディーとして、1打リードで迎えたが、第1打の当たりが薄く、まさかの25ヤードのショート。しかし、そこからのアプローチをピン横にピタリと付け、見事に優勝をたぐり寄せた。
新たなドラマが期待される今年の出場予定選手には、蟬川、中島、金谷のほか、先日の『三井住友VISA太平洋マスターズ 2024』で見事な逆転優勝を飾った石川遼、今季賞金ランキングで現在1位の平田憲聖ら、そうそうたる顔ぶれが並ぶ。
◆出場予定選手(有資格者)
・蟬川泰果
・金谷拓実
・桂川有人
・米澤 蓮
・M・ヘンドリー
・幡地隆寛
・木下稜介
・岩田 寛
・小木曽 喬
・石川 遼
・杉浦悠太
・平田憲聖
・香妻陣一朗
・岩﨑亜久竜
・星野陸也
・中島啓太
・今平周吾
誰が優勝してもおかしくないメンバーで、今年も激闘が期待される。前回大会を史上最年少の22歳326日で優勝した「和製タイガー」蟬川が連覇を果たすか、それとも、2024年3月の欧州『DPワールドツアー』で初優勝し、8月にはパリ五輪も経験した中島が雪辱するか。また、ツアー終盤で好調の波に乗る石川には、2015、2019年に続く大会3勝目の期待がかかる。
どの選手が赤いチャンピオンブレザーに袖を通せるか、歴史にその名を刻む戦いを、間近からしっかりと見守ってほしい。