『ザ・バットマン』3部作構想に変化なし ─ マット・リーヴス監督、『ザ・バットマン3』企画は健在
ロバート・パティンソン主演、バットマン/ブルース・ウェインの若き日を描いた映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』はになると伝えられていた。続編『The Batman Part II (原題)』は製作中に、ハリウッドの二重ストライキやDCユニバースの刷新といったハードルを乗り越えなければならなかったわけだが、今も3部作の構想は健在なのだろうか。
米のインタビューで、その質問を投げかけられたマット・リーヴス監督は、「まだその計画ですよ。つまり、僕たちが思い描いていた道筋にかなり忠実に従っています」と回答。今も変わらず3部作構想を守る姿勢を明らかにした。
しかし、監督は「物事は変化しました」と付け加え、『ザ・バットマン』に登場したペンギン/オズワルド・コブルポット(コリン・ファレル)を主人公に描く新ドラマ「THE PENGUIN-ザ・ペンギン-」に触れると、同シリーズについて「バットマンのオリジンストーリーではありませんが、他のキャラクター、悪党ラインナップのオリジンストーリーが欲しかったからです」と語った。
リーヴスが述べた「物事は変化した」と、「悪党ラインナップのオリジンストーリーが欲しかった」とのコメントは、のスピンオフドラマと、ヴィランたちを収容する精神病院を舞台にしたドラマ「アーカム・アサイラム(原題)」のについても言及しているものと思われる。
ゴッサム警察の前日譚スピンオフドラマは、リーヴスがオリジナルで創造した一人の警官を主人公とする物語だったようだが、監督はMax幹部との協議で、「オリジナルのキャラクターではなく、DCの正史で確立されたキャラクターたちをバットマンのスピンオフで描く」方針で進んでいたがお蔵入りに。一方、同プロジェクトと入れ替わるようにして立ち上がった「アーカム・アサイラム」の企画は、2024年7月に頓挫が報じられた。
諸々の事情により、通称バットバースではいくつか計画の変更が余儀なくされたようだが、「ザ・ペンギン」は『ザ・バットマン2』につながる重要作になると言われている。『ザ・バットマン』3部作をより深く楽しむためにも、見逃し厳禁だ。
ドラマ「THE PENGUINーザ・ペンギンー」は2024年9月20日、U-NEXTにて独占配信。『The Batman Part II』は2026年10月2日US公開予定。
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