【西武】渡辺久信GM兼監督代行インタビュー 群馬出身の渡辺監督代行が上毛新聞敷島球場で印象に残っていることとは?
8月20日放送のライオンズナイターでは、上毛新聞敷島球場で行われたオリックス19回戦の試合前に、埼玉西武ライオンズの渡辺久信GM兼監督代行にインタビューした模様を放送した。5年ぶりの前橋開催について訊いた。
――土日のゲーム(8月17~18日、楽天19~20回戦)での1勝1敗を振り返っていただけますか?
渡辺「似たような試合展開になったというか、結果が(2試合で)逆になりましたが、初戦は本当にいいゲームの入りで、序盤に大量点というところで楽な展開になりましたけど、2戦目はその逆で、まさかの武内(夏暉)が序盤に大量失点してしまいました。ずっとルーキーとしてここまですごく頑張ってくれて、しっかりゲームを作ってくれていた中で、初めてじゃないかな……ああいった形で序盤に大量失点(2回に1イニング6失点)ということで、これはやっている以上あることなので、しっかりその原因を検証してもらって、次に生かしてほしいなと思います」
――武内はその後(6失点の後)よく立ち直りましたね。
渡辺「彼は修正能力があるので、その後は何とかゼロに抑えてくれて、いい形での降板というか、次に繋がる降板だったと思います」
――今日の試合、先発は中8日で髙橋光成です。前回のマウンドで生じた右脇腹の違和感は、強く押さえると痛む圧痛があるため、MRI検査を受けると渡辺監督代行は説明していましたが、無事だったということ?
渡辺「そうですね。よかったです。今回群馬なので、彼もここで投げたいと言っていました。ただやっぱり体が駄目だったら投げさせられないので、どうかなと思っていたのですが、いろいろな検査をした結果問題ないということでした。ただそんなに長いイニングを投げるわけではないと思うので、しっかり自分のピッチングをして後ろに繋げてほしいと思います」
――球数の目安は設定している?
渡辺「特に設定してないです」
――5年ぶりの前橋開催です。渡辺監督代行が愛してやまない故郷群馬県でのゲームですが、この球場で頭に浮かぶ思い出の場面があればぜひ教えてください。
渡辺「小学生のときからこの球場でずっと決勝戦で投げてきて、小学校、中学校、高校でずっとプレッシャーのかかる試合で投げてきました。結果的にはあまりいい感じではないですが、一番の思い出といったら(前橋工業)高校3年生の夏の決勝戦(群馬県大会決勝)。延長戦(延長11回裏)でサヨナラ押し出し(負け)が印象に残っていますし、小学生のときにはここで行われた決勝戦を1対0で負けていて、惜敗の思い出が積み重なっていて、すごくいい思い出なのですが、結果的にはあまりよくない思い出という感じがします」
――2012年の8月2日、47歳の誕生日にライオンズの監督としてこの球場に凱旋して、バファローズ戦を延長12回、1対1のドローということがあったのですが覚えていますか?
渡辺「ナカジ(中島裕之)がホームラン打ちましたね。1対0で負けていて。覚えていますね、ありましたね。今思い出しましたけど(笑)」
――そのときも勝てなかったので、ぜひとも今日は勝利をファンに届けていただければと思います。
渡辺「今日は群馬チームが頑張ってくれるのではないですかね」
――起用する予定はありますか?
渡辺「バッテリーが群馬(髙橋光成―柘植世那)。蛭間(拓哉)も群馬ですからね。頑張ってほしいと思います」
※インタビュアー:斉藤一美アナウンサー