とりで利根川七福神!御朱印を集めて新しい年の「福徳」を授かろう【茨城県取手市】
利根川と小貝川に囲まれた取手市内の7つの寺院に、七福神がまつられています。新春、「福徳」を授かりに七福神巡りをしてみませんか。
1981年に創設された「とりで七福神」
七福神信仰は室町時代に生まれたといわれ、仏典にある「七難即滅、七福即生」(7つの災難がすぐに消滅し、7つの福が生まれる)に由来しているとか。
七福神巡りは江戸時代、庶民の間で正月行事として人気を集めたそうです。
とりで七福神は、1981(昭和56)年1月に取手市内に創設されました。
JR取手駅に近い市街地に長禅寺(大黒天)と念仏院(福禄寿)、桑原と井野地区に光明寺(寿老人)と普門院(布袋尊)、そして、小文間地区に明星院(恵比須)、福永寺(毘沙門天)、東谷寺(辯才天)があります。
観光協会や関東鉄道が巡るコースを提案
取手市観光協会は、「幸せを呼ぶ七福神巡り」マップを無料で配布しています。
7つの寺院と七福神、各寺院に通じる経路、また取手駅東口を起点・終点に徒歩とバスを利用するコースも紹介。
寺院間の距離が分かる地図も載せています。
一方、関東鉄道は自社ホームページで、「とりで利根川七福神」を巡る「七福神しあわせコース」を設定。
7つの寺院間の徒歩時間やバス移動時間を紹介しています。
同社鉄道部では「歴史散策を楽しみながら、御利益いっぱいの神仏に出会ってみませんか」と勧めています。
御朱印集めはお正月以外でも楽しめる
取手大利根ライオンズクラブ(中村正和会長)は、コロナ禍を除く毎年1月に「とりで利根川七福神歩こう会」を行ってきました。
今年1月も晴天に恵まれ、参加者たちは元気に寺院を巡って無病息災を祈り、ゴール近くに用意された赤飯や豚汁を堪能したそうです。
「皆さんに好評で、実施して本当に良かったです。残念ながら2025年は実施できませんが、2026年に向けて準備していきますので、地域に根差したこの取り組みを多くの人に知ってもらえたら」と中村会長。
そして、七福神巡りの楽しみの一つが御朱印集めです。
専用色紙300円、御朱印1寺院200円で、7寺院では正月以外に訪れても、快く色紙に御朱印を押してくれます。(取材・執筆/寅)
※「幸せを呼ぶ七福神巡り」マップに関する問い合わせ
電話番号/0297-74-0217
取手市観光協会
※関東鉄道「七福神しあわせコース」https://www.kantetsu.co.jp/train/tekuteku/toride