【ディズニー】「世界初」特別verが話題!人気アトラクション「イッツ・ア・スモールワールド」を改めて徹底考察
東京ディズニーランドの「イッツ・ア・スモールワールド」は、誰もが知る定番アトラクション。
【写真81枚】東京ディズニーランド「イッツ・ア・スモールワールド withグルート」アトラクション写真&スペシャルグッズ
そんな「イッツ・ア・スモールワールド」に、マーベル・スタジオのキャラクターが登場しました。
期間限定バージョン「イッツ・ア・スモールワールド withグルート」が、2025年1月15日(水)~6月30日(月)に開催されています。
いろいろな変化を遂げてきたアトラクションの歴史や未来をご紹介します。
最初にオープンしたのはディズニーランドではなかった!
イッツ・ア・スモールワールドが世界で初めて登場したのは1964年。
場所はディズニーランドではなく、ニューヨーク万国博覧会でした。
ニューヨーク万国博覧会で、ユニセフのパビリオンの制作をディズニーが請け負い、誕生したのがイッツ・ア・スモールワールドだったのです。
ディズニーは他にも複数のパビリオンを手掛けており、新技術のアトラクションを制作する場であり、ディズニーパークが東海岸に進出する足掛かりにもなった、ディズニーの歴史上重要なイベントとなりました。
博覧会終了後、アトラクションはディズニーランドへと移設され、パークのアトラクションになりました。
外観も印象的!デザインの秘密
イッツ・ア・スモールワールドの印象的なデザインは、メアリー・ブレアが手掛けました。
『ふしぎの国のアリス』や『シンデレラ』などのコンセプトアートを描いたメアリー・ブレアは、日本でも特に人気の高いディズニーのデザイナーです。
特徴的な外観は、東京ディズニーランドでもお馴染みですが、世界中で統一されているわけではありません。
東京ディズニーランドも、オープン当初は白を基調としたデザインで、後に現在のカラフルなデザインに変更されました。
イッツ・ア・スモールワールドは、上海ディズニーランドを除くすべてのディズニーリゾートで何れかのパークに存在しています。
それぞれ特徴があり、初代カリフォルニア ディズニーランドのイッツ・ア・スモールワールドは、乗り場が屋外にあり、ボートは屋外エリアを通ってから屋内へと入っていきます。
一方、フロリダのマジックキングダムでは、屋内にスモールワールド・クロックが置かれています。
マーベルは世界初!色々なバージョン
©Disney ©2024 MARVEL
イッツ・ア・スモールワールドは、アトラクション内部もパークによって異なります。
東京ディズニーランドは日本のエリアがありますが、パリや香港もそれぞれの国がフィーチャーされています。
しかし、アメリカのパークにアメリカエリアはなく、フィナーレにしかアメリカの子どもは登場しません。
また、時代によっても内容が変化しています。
世界の子どもの中に、ディズニーキャラクターが加わりました。
東京ディズニーランドでも2018年にリニューアルし、約30体のディズニーキャラクターが登場しています。
さらに、クリスマス限定のバージョンが行われています。
東京ディズニーランドでも「イッツ・ア・スモールワールド ベリーメリーホリデー」として開催されていた時期がありました。
そして今回、マーベル・スタジオのキャラクターが登場する「イッツ・ア・スモールワールドwithグルート」に期間限定で変身。
世界で初めてのバージョンです。
音楽が変わる?
アトラクションで印象的な音楽。
「イッツ・ア・スモールワールドwithグルート」では、お馴染みの音楽にアベンジャーズのテーマなどマーベル音楽がリミックスされ、スモールワールド・クロックも賑やかな雰囲気になっています。
アトラクション内で流れている「小さな世界」の曲を制作したのは、シャーマン兄弟です。
ウォルトは当初、世界の子どもたちにそれぞれの国の国歌を歌わせようと考えていました。
しかし、各々の国歌が同時に流れると、うまく聞こえません。
そこで、どの言語で歌っても調和が取れる新たな楽曲を制作するよう、シャーマン兄弟に指示したのでした。
そんなシャーマン兄弟の弟、リチャード・シャーマンが2024年に亡くなりました(兄ロバートは2012年に死去)。
2024年8月のD23イベントでは、リチャード・シャーマンの追悼セッションが行われました。
その中で、リチャード・シャーマンによる最後の仕事がサプライズで公開されました。
その動画は「The Last Verse」としてYouTubeやディズニープラスで配信されています。
「小さな世界」の曲が、国や年齢・性別を超えて日常の様々なシーンで流れていく中、
リチャード・シャーマンが生前最後の仕事として手がけた、「小さな世界」の新たな歌詞がお披露目されました。
作曲家が自ら手がけた新たな歌詞ということで、アトラクションでも新たな歌詞が流れるようになるかもしれません。
(ディズニー特集 -ウレぴあ総研/林田 周也)