地域密着型特別養護老人ホームきみどり 地域交流会に200人
厚木市戸室の地域密着型特別養護老人ホームきみどり(山崎則子施設長)が10月16日、敷地内で地域交流を目的としたイベント「オリーブパーティ」を開催した。地域住民やホームの入居者、職員、近隣の保育園児らおよそ200人が来場し、にぎわいを見せた。
会場では、リユースバザーとして衣類や絵本の交換が行われた。園児たちは並んでいる本の中から1冊を選び、笑顔で持ち帰る姿も。職員が作った鈴カステラやポテトなども振る舞われた。
同ホームの看護師らで組織される「オリーブマフ健求会」が作成した認知症マフも展示された。認知症マフとは、カラフルにデザインされたイギリス発祥のニット製品で、認知症の人に向けて触覚や視覚などの感覚を用いたケアに活用されているという。同ホームでも導入しており、来場者はマフを手にして感触を確かめていた。
山崎施設長は「今後もこのようなイベントを通して社会に関わり続けるという意識を高めていきたい」と話していた。