体にやさしいパンを受託生産!『EiGrain(アイグラン)』秘密の工場を見学レポート!
日野・八王子で有名なパン屋さん『EiGrain(アイグラン)』。2024年には『オンガタマルシェ』にも出店し、存在感を放っていました~!そんな『EiGrain』は、給食やレストランで提供するパンを幅広く手掛ける工場を持っているんです。ふだん一般非公開の工場を、特別に取材させていただいたのでご紹介します!
パンの香り漂う魅惑の本社工場
『EiGrain』の本社工場は、北八王子駅から徒歩約8分。大規模な工場が立ち並ぶ、石川町と高倉町の境目付近にあります。
社名の『EiGrain』は、パンの重要な素材である卵(Ei)と穀物(Grain)をあわせた造語なんだそう!さっそく、工場内部を見学させていただきましょう!
所在地:東京都八王子市高倉町21-8
衛生管理を徹底した工場内部
パンを作っている工場内部に入る前には、基本の手洗いやエアシャワーでほこりや汚れをしっかり落とします。
白衣とヘアキャップをお借りし、スタッフのみなさんと同じ姿で見学させていただきます!
工場内の床はツートンでおしゃれ…というわけではなく、衛生的な環境を保つための工夫となっています。例えばパン作りを行う緑の床の部屋は、段ボール持ち込み禁止なんだそう!
給食用からレストランまで!希望にあわせたパンを受託生産!
まず紹介するのは、温度や湿度を一定にした保管室。小麦粉や砂糖など、パンの材料がたくさん置いてあります!給食用のコッペパンや、お店で切り分けられ提供されるフォカッチャなど納入先にあわせた配合でパン作りを行います。
『EiGrain』では、パン生地の60%を占める水に着目!工場屋上でつくった自家製のミネラルウォーターをつかい、おいしい水でパン作りを行っています。
こちらのロボットみたいな機械には、パン生地を一定の大きさに分ける機能があります!大きさは自由に設定でき、同じ給食用パンでも幼児用と中学生用では全然大きさが違うそう~!
パンの受注はg(グラム)単位で行っているため、機械で分けたパン生地を人の手で計量しています。機械の素早さと人間の正確さの合わせ技!安心できる!
温度と湿度管理が生む味わいやふんわり感の違い
たくさんの食パンたちが、二次発酵をするための機械に運ばれていきます。パンの生産数は日によるものの、5,000個から10,000個くらいの数になるそう。すごすぎる!
しっかり発酵させることで、ふわふわな焼きあがりになるそう!パンの種類によって最適な温度や湿度を調整できるから、安定したおいしさを提供できるんですね。
焼き上がりは見た目から分かるふんわり感~!工場の外からでも感じられた、すてきな香りの正体です!
無塩パンからカレーパンまで!製造するパンは多種多様
スタッフさんはテキパキと、同時進行で作業をしていきます!ちょうど焼きあがったのは、ホットドッグ用のパン。パソコンでコピー&ペーストしたみたいに、きれいに揃った形~!
調理室では、見たことがないくらい大きなかき混ぜ器を発見!
こちらの大釜にセットして使うそう!『カレーパン』や『クリーム系のパン』の中身を、一気につくることができるサイズ感ですね。
塩分を制限している方のための、『無塩食パン』も製造していました。減塩じゃなくて無塩って珍しい!ニーズへのきめ細やかな対応が感じられますね。
おいしいパンを毎日出荷!一般の方は鑓水の直営店舗へGO
パンの個包装の有無も、納入先の希望次第なんだそう。機械でどんどん詰められていく様は圧巻です!
おいしそうなパンがギッシリ!最終チェックは、人の目によって行われます。
鑓水のホームセンター内にある『EiGrain ビバホーム八王子多摩美大前店』のパン生地は、高倉の工場で作られたものが使用されています。お客さんが切れ目なく訪れる、人気のお店です!
毎週金曜日の工場直売も人気
毎週金曜日の15:00~16:00には工場での直売も行っています。2018年のスタートからファンを増やし、現在では開始30分前には行列ができる人気ぶり!
いわゆるB級品のパンを、お手頃価格で販売しているそう!フードロス削減のためにも、大事な試みですよね~。駐車場はないので、買い物の際は公共機関の利用を推奨しています。
素材にこだわった体にやさしいパンを手がける、『EiGrain(アイグラン)』の工場内部をご紹介しました!衛生管理を徹底した工場内ではたくさんのスタッフさんが働いており、効率と手作り感の両立がすごかったです。実はあなたが食べたことのあるパンの中にも、『EiGrain』の製品があるかもしれません!今後も大注目です!