じつは「隠れ汚れ」が蓄積する“掃除スポット3つ”→「ずっと掃除してなかった…」「見逃してた」
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。家中を掃除しているつもりでも、完璧にお手入れするのはむずかしいもの。つい見落としがちな場所も少なからずあるはずです。そこで今回は、“隠れ汚れ”が溜まりやすいスポットと合わせて、対策になる掃除方法をご紹介します。
1.トイレのレバー
トイレ掃除と言えば便器に意識が向きやすいけれど、じつは「レバー」もかなり汚れています。用を足した後に毎回必ず触るレバーは、菌がべったりと付着しやすいんです。
尿はねは想像以上に飛び散りますし、手洗いボウルの水はねも付きやすい……。お手入れを後まわしにすると、あっという間に雑菌だらけになります。
そんなトイレのレバーは、掃除のたびに必ず拭く! シンプルですが、清潔に保つにはこれが一番大切なポイントです。
用を足したついでに、ホームリセットやウェットシートでさっと拭くだけで十分ですよ。
2.通気口
家中にある通気口、換気のために欠かせないものですが、その汚れ具合をチェックしたことはありますか?
花粉やホコリ、カビの胞子などさまざまな汚れが引き寄せられる、隠れ菌溜まりスポットです。これからやってくる梅雨の時期は、湿気も合わさってカビが発生する原因にもなります。
こまめに掃除できない場合は、ホームセンターなどで売っている専用のフィルターを取り付けましょう。汚れたら新しいものに取り替えるだけ! わたしも家中の通気口にセットして、お手入れの手間を省いています。
ちなみに、フィルターをつけると花粉や砂ぼこりの侵入も防げるので一石二鳥です!
3.電源タップ
電源タップはホコリが溜まりやすく、湿気と混ざり合うと雑菌の温床になりかねません。特に延長コードの場合は複数口タップであるため、よりホコリが溜まるリスクが上がります。
テレビ・冷蔵庫・空気洗浄機など、コンセントを差しっぱなしにして使う家電については、ふだん目に入らないためノーチェックになりがちです。きっと、電源タップをしばらく見ていない……という方も少なくないはず。ホコリをそのままにすれば、トラッキング火災を引き起こす可能性があり、危険をともないます。
電源タップは、コンセントを抜いてから乾いたクロスなどでホコリをくまなく拭き取りましょう。
汚れをチェックする習慣を
見落としやすい“隠れ汚れ”は、意識的に掃除をするクセをつけることで対処できます。
「ホコリが積もっていないか」「汚れが溜まっていないか」のチェックの習慣を。掃除のルーティンに入れておくと、うっかり忘れを防げますよ。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア