大阪から2時間半!“みんなのおすすめのお店”で組み立てる金沢&敦賀のグルメ旅
北陸新幹線の開通により、大阪から約2時間半で行けるようになった石川県・金沢。途中、福井県・敦賀にも下車できて、北陸旅が気軽にできるようになりました。今回は、“みんなのおすすめのおいしいもんを食べる”というテーマで考えた、ライターMによる1泊2日の妄想旅へとご案内します♡
( Index )
一品ひと品盛り上がれる創作料理朝も夜もおまかせの貴重なカフェ自分だけの“細巻き寿司”が作れる!抹茶スイーツでリフレッシュ♡
一品ひと品盛り上がれる創作料理
<!-- /.single-2-gallery__carousel -->
金沢駅に着いたら、まずは周辺のホテルにチェックイン。そのあとは夕食の時間まで「兼六園」や「金沢城公園」といった、金沢有数の観光スポットを巡ります。金沢には新鮮な海の幸やフルーツが味わえる「近江町市場」もあるのですが……今日はグッと我慢!
「ルロワと満月とワイン。」の外観
夕食は、香林坊エリアにある「ルロワと満月とワイン。」へ。旅行大好き・編集Tに教えてもらった、エスニック・フレンチ・和食といったジャンルに捉われない、自由な発想の創作料理が楽しめるお店です。
こだわりのインテリアが配された店内
メニューには、お月様に見立てた卵黄の醤油漬けと牛しぐれをあしらった「満月ポテトサラダ」や、“ビーツとバルサミコ”か“生胡椒のクリームソース”から好きなソースが選べる「鴨のロースト」など、ユニークな料理がそろいます。
多彩なドリンクにもご注目。ワインやクラフトビールのほか、フレッシュなバジルと桃を漬け込んだ「桃とバジルのサングリア」や和テイストの「すだちのジントニック」といった自家製アルコールがズラリ! こだわりのノンアルコールドリンクもあるので、お酒を飲めない人でも楽しめそう。
餃子各種は、ほとんどのテーブルで注文されるほどの人気。写真は「鶏しおレモン餃子」(638円)
リピーターの注文率No.1の「満月ポテトサラダ」(715円)
絶妙な火入れでジューシーな「鴨のロースト」(2,948円)
<!-- /.single-2-gallery__carousel -->
お店では、金沢に住んでいる友人で作家の仲西森奈さんと合流し、おいしい料理をいただきながら、学生時代の思い出話や金沢での暮らしの話に花を咲かせます。オススメのお店も教えてもらえたので、2日目のモーニングの予定もバッチリです!
ルロワと満月とワイン。
住所:石川県金沢市香林坊2-12-18 ZOINEビル1階
営業時間:18:00〜22:00(フードLO21:00、ドリンクLO21:30)
定休日:月曜・不定休
朝も夜もおまかせの貴重なカフェ
2日目の朝、ホテルをチェックアウトしたら、仲西さんが教えてくれたカフェでモーニングをすることに。今回訪れたのは、金沢駅から徒歩約10分のところにある「6 APARTMENT COFFEE(ロクアパートメントコーヒー)」。
「6 APARTMENT COFFEE」の外観
地下席もテラス席もある店内
秘密基地のような地下席が人気のこちらのお店、水曜~土曜は夜遅くまでオープンしていて、薄暗い空間にテーブルランプが灯る中でコーヒーやスイーツが味わえます♡ 「金沢で夜遅くまでカフェ営業しているお店は少ない」と仲西さんも言っていたので、ここはぜひ押さえておきたい1軒です。
スイーツの中では「バスクチーズケーキ」が一番人気だそうですが、「ティラミス」や「抹茶テリーヌ」もおいしくてオススメなのだとか!
おかわりする人も多いという「アボカドトースト」(690円)
朝食としていただく「アボカドトースト」は、21穀オーガニックパンのトーストにマスカルポーネチーズとアボカド、クルミなどをのせて食感も楽しいひと品に。フードもスイーツもあえて小ぶりで提供し、お腹が重くなりすぎず、前後の予定にさわらないようにしているそう。観光地ならではの気遣いがうれしいですね。
京都の「style coffee」の浅煎りコーヒー豆を使用しているという「ハンドドリップコーヒー」(580円)を飲んで目を覚ましたら、金沢散策の準備は万端! 前日は行けなかった「近江町市場」や、「金沢21世紀美術館」まで足を延ばすのもいいかもしれません。
6 APARTMENT COFFEE
住所:石川県金沢市六枚町2-2 スクエアコート1F
営業時間:日月火8:55~18:00、水木8:55~22:00、金13:00~23:00、土8:55~23:00(2024年11月時点)※営業時間は季節によって変動
休み:なし
教えてくれた人仲西森奈
短歌や小説が入り混じる、自由な作風が特徴。著書に『起こさないでください』『そのときどきで思い思いにアンカーを打つ。』『名付けたものどもを追う道筋を歩きながら、』等がある。
自分だけの“細巻き寿司”が作れる!
「COIL」の外観
洗練された店内で落ち着いてお寿司が食べられる
<!-- /.single-2-gallery__carousel -->
観光したりお土産を買ったりして金沢の街を満喫したあとは、「近江町市場」周辺にある「COIL(コイル)」で昼食をとることに。こちらは編集Tが太鼓判を押していたお店です。
金沢の食文化をカジュアルに楽しめる、体験型レストランで、自分で作る“細巻き寿司”をいただくことができます。
細巻き寿司を作る様子
今回選んだのは、「細巻き寿司6皿+天ぷら+利き茶スタンド」。約50種のネタから自分で好きなものを選んで、オリジナルの手巻き寿司が作れます。
編集Tは、「小皿に入ったネタは何本かの細巻きに分けて使えるくらいの量が入っているので、2、3人で行く場合は違うネタを頼みあってシェアするのがおすすめです。私はたまごやき、たこわさ、馬刺し、めんたいマヨ、のどぐろ、ネギトロをオーダーしましたが、どれもおいしかったですよ!」と教えてくれました。(※ネタは時期により異なる場合あり)
丁寧に淹れたお茶を飲んでほっとひと息つこう
さらに、「利き茶スタンド」を注文すると8種の茶葉の日本茶が飲み放題に♡ 温かいものから冷たいものまで用意されており、茶葉を選んで急須に入れるところから体験できます。
こうして、目的だった“友人に会う”と“おすすめのおいしいもんを食べる”を達成……ですが、食いしん坊の妄想旅はまだまだ終わりません!
COIL
住所:石川県金沢市袋町1−1 かなざわはこまち2F
営業時間:11:00~21:30(L.O.20:30)
定休日:なし
抹茶スイーツでリフレッシュ♡
<!-- /.single-2-gallery__carousel -->
金沢旅を終え、関西へ帰ろうとしたところ、福井県出身の編集Kから、「敦賀駅周辺にもいろいろあるので、せっかくなら立ち寄ってみては?」と提案が。
一旦下車し、2022年9月に敦賀駅前に開業した、“本を通じて「人」と「地域」と「世界」が繋がる”がコンセプトの敦賀市知育・啓発施設「ちえなみき」へ。巨大な本棚が設置してあり、自由に閲覧が可能です。
「中道源蔵茶舗 ちえなみき店」
本を読んだり建築を見学したりと見どころたくさんの施設ですが、その中に「中道源蔵茶舗 ちえなみき店」があり、ここでは日本茶や抹茶スイーツが味わえます!
左から、「お濃茶ミルク」(550円)、「お濃茶サンデー」 (680円)
ここで提供される日本茶は、急須で一杯ずつ丁寧に淹れられており、抹茶を使ったメニューも茶筅を使って点てる本格派。休憩にはもってこいの場所です。
ミルキーなソフトクリームに抹茶をふんだんに使用した“お濃茶ソース”が相性抜群の「お濃茶サンデー」は、お店でも人気のメニュー。自家製の小豆、白玉、「パピロ(クリームが入った洋風焼き菓子)」がトッピングされている和のソフトクリームを食べれば、旅の疲れが吹き飛ぶこと間違いなし。「もうお腹いっぱい!」という人には、抹茶が主役になるよう微糖で仕上げた「お濃茶ミルク」がちょうどいいかもしれません!
「徒歩約15分ほどのところに『氣比神宮』(けひじんぐう)もあるので、よかったら散策も楽しんでみてくださいね」と、スタッフさん。周辺スポットについてもいろいろ教えてくれました。
中道源蔵茶舗 ちえなみき店
住所:福井県敦賀市鉄輪町1−5−32 otta2F
営業時間 10:00~20:00(L.O.19:00)
定休日 水曜日
1泊2日の金沢&敦賀の妄想旅、いかがでしたか? 旅行に行くときは雑誌やSNSでの情報収集が欠かせませんが、今回のように現地に住む人やすでに旅行に行った人の話を聞いてスケジュールを組むことで、より充実した時間になるはず!
今回は途中下車の予定にしてしまいましたが、駅周辺だけでも魅力たっぷりなので、いつか敦賀旅も満喫したいです。妄想で終わらせず、近いうちに実現させる予定です♡
写真/ルロワと満月とワイン。、6APARTMENT COFFEE、COIL、中道源蔵茶舗、ちえなみき、PIXTA 文/三浦あやか