5月16日グランドオープンの「ご褒美のお店 Gorille」に行ってきた!パティシエGoriさんは万博でもご活躍!【京都府八幡市】
男山団地にオープンした「ご褒美のお店 Gorille(ゴリール)」(京都府八幡市男山笹谷)に行ってきました!
※2025年4月3日プレオープン(テイクアウト営業開始)・5月16日グランドオープン(イートイン営業開始)
(記事の内容は2025年6月18日時点のものです。)
目次
1.行き方・外観
2.店内・店主さん
3.この日のメニュー
4.ダビタシオン
5.ムラングシャンティ
6.goribo
7.店舗情報
行き方・外観
ゴリールさんへの行き方は次のとおりです。
「男山美桜」の交差点(「さくら近隣公園」がある所)を北へ。
「三井のリパーク」「P」の看板を越えて、次の筋(「八幡市立男山第三中学校」グラウンドの手前)を左折。
1つ目の筋を左折すると、すぐ左手に駐車場入口があります。
駐車場に入って一番奥まで進むと、お店の駐車スペースが(店舗前に2台)あります。
お店は「八幡SPORTS」のとなりです。
※店舗前の駐車場が空いていない時は、お店の方に声をかけると別の場所(3台)を案内していただけます。
外観はこんな感じ!
壁のデザインが店内にあるカウンターのタイルとリンクしていたり、まるで絵本に出てきそうなビスケットのモチーフも見られたり、店主の方の出入口が遊び心で小さな扉になっていたり…
“ステキ” がいろいろ。可愛いな~!
実はこちらのオシャレなお店、スケルトンの状態から「できるところは自分たちの手でつくろう!」と、ご家族や地域の方などと一緒にDIYされた部分も多いのだとか。
それでは気になる店内へ!
店内・店主さん
店内はこんな感じのオシャレ空間!
改修に当たっては、現場の判断は奥様が、監修などは千葉県・市川市の工務店の方がされたそうです。
工務店の方は奥様のお知り合いで、合言葉は「ともにつくる」なのだとか。
そのコンセプトに共感してお願いされたところ、地域密着型の会社にもかかわらず、今回は特別に設計・監修などをしていただけることになったそうです。
「皆とともにつくり、皆とともに過ごす。そんな場所にできれば」と、地域の人々を巻き込んで工務店の方とDIYワークショップを実施。
「ここは小学生が塗装をしたんですよ」と教えていただいた壁は、どう見てもプロの仕上がりでした!
新設されたトイレには、おむつ替え台もありましたよ!
こちらのお店には2階もあります。
個室として貸切利用できる、広々空間。
ベビーマッサージや保護者会など色んな使い道があって、お誕生日会もおすすめだそう。(楽しそう!)
予約が入っていなければ、個人のコワーキングスペースなどとしても使えるそうです。
(冬場に窓から見える夕日もとっても綺麗なのだとか!)
「日常に溶け込み、さまざまなきっかけが生まれる場になれば」との想いでつくられたこちらのお店。
小学生から子連れママさん、ご年配の方や車いすの方まで、みんなが集う場所として活用されています。
店主の方はGori(ごり)さんの愛称で親しまれている、温かくやわらかな雰囲気をお持ちのパティシエさん。
小学生からお菓子づくりをされていて、なんと京都のミシュラン店や有名店などでの経歴もお持ちの方です!
樟葉でも腕をふるい、その後3年ほど店舗を持たずに活動された後に、こちらのお店をオープン。
大阪・関西万博でもご活躍されているんですよ!
「良い出逢いやつながりが生まれる場所、人に寄り添うお店でありたい。そのために、より良いものをつくりたい」とGoriさん。
20歳の頃に聞いた「お菓子は人の心に寄り添うもの」「人々が初めて出会う場でも、会話やつながりを生む魅力が美味しいお菓子にはある」という言葉が今も心に残っているそうです。
お店がカウンター席になっているのも、「お客さんとしっかり向き合えるように」「1人で来ても気の合う仲間が作れるように」などといった想いの表れです。
(Goriさんによると、生物学的にサルは目を合わせるとケンカになるけれど、ゴリラは目を合わせて会話するといわれているのだとか!)
会話も楽しめる自分の居場所。
ほっと心を休められるサードプレイス。
そんなお店になれば―。
そんなGoriさんの願いは早くも人々の心を動かしています。
毎日のご褒美に来られる方、1週間がんばったご褒美に訪れる方、月に1度のご褒美に遠方から足を運ばれる方…
リピーターの方がとても多いということです。
メニューはおまかせでオーダーされることも多く、お客さんと会話をしながらメインに合わせて即興で創作されるなど、穏やかな川の流れのように、とても柔軟なイメージのお店。
美味しいお菓子を楽しめるのはもちろん、会話の中で何かを得て「価値のある時間を過ごせた」と再度来店されるお客さんも少なくないようです。
今回の取材でもケーキの食べごろの温度などいろいろ教えていただいて、楽しい時間を過ごさせていただきました。
さらに「この団地の良さも知ってほしい」「このあたりの街並みや暮らしも魅力」「ゆくゆくは『このまちに暮らしたい』という人も増やせれば」とGoriさん。
少子高齢化が進んでいる団地に何かきっかけをつくりたい、との想いもあるそうです。
(団地やまちの魅力も教えていただいて、本当に住んでみたくなりました!)
この日のメニュー
メニューは「巡りあわせを楽しんでいただければ」とのことで、日によって異なります。
訪れたタイミングではショートケーキの「ダビタシオン」や、メレンゲのお菓子「ムラングシャンティ」などに出逢いました。(美味しそうなキッシュなども発見!)
イートインメニューはこんな感じでした。
<ドリンク>(ポットサービス)
・コーヒー 500円
・紅茶 500円
・ワイン 1000円
<プレート>
・ケーキプレート 400円
・+アイスクリーム 200円
<セットメニュー>(ドリンク付)
・毎日のごほうび 800円
・ちょっと贅沢 1200円
・せっかくだから 1500円
※ドリンク1オーダー制
※税込価格
ダビタシオン
写真は「ちょっと贅沢」セット(1200円 税込)。引き出しの取っ手を使って自作されたレストからも、お洒落な遊び心を感じます!
お店のメインとなるショートケーキ「ダビタシオン」には、フランス語で「団地」の意味があるそうです。
四角いかたちの、5階建て。
「この地でレシピを生み、次の世代へ繋いでいきたい」との想いでつくられた、ひと味ちがうショートケーキです。
口へ運ぶと繊細で可憐な風味がふわりとほどけて、踊るように広がりました!
まるで夢の花園に迷い込んだような気分に包まれて、思わずうっとり。
美味しいスポンジに、美味しいクリーム。
「しあわせ」を形にすると、きっとこのケーキみたいになるのでは?なんて思うくらい、夢見心地の味と食感。
そしてこの日添えられていたのは、八幡産トマトのコンポートでした!
目を閉じると、太陽の光をキラリと反射する初夏の雫が浮かびます。
涼やかな風味に癒されて、外の暑さを忘れていました。
Goriさんはシンプルなものでも一つひとつを丁寧につくることを大切にされていて、京たまご「茶乃月」など素材にもこだわっておられます。
また、レストランでのご経験や感覚も活かして創作されています。
そんなGoriさんの、静かな情熱と真心を感じるひと皿。
ぜひ皆さんも楽しんでみてはいかがでしょうか?
そして、ドリンク。
ワイン用の葡萄でつくられたジュースをワイングラスでいただきました。
濃厚な味わいをじっくり堪能。
芳醇な風味に満たされて、心まで豊かになりました。
こんなにも本格的なドリンクが楽しめるなんて、想像以上で至れり尽くせり。
「お菓子もドリンクも美味しいものを」とのGoriさんのはからいに嬉しくなります。
お酒と合わせて楽しむことも出来るので、さらに世界が広がりそう!
ムラングシャンティ
写真は「ちょっと贅沢」セット(1200円 税込)
続いてご紹介するのはメレンゲのお菓子「ムラングシャンティ」。
芸術作品のような美しさに、一目で心を奪われました!
そして存在感のある塩キャラメルのクリームは、ひと口で本能を支配するような、記憶に残る味わいでした!
ただ甘いだけではなく、複雑で重厚でどこまでも奥深い―。
さらに濃厚でなめらかな口どけと軽快なメレンゲの食感が印象的なコントラストを生み、感動の余韻へと導きます!
そんなムラングシャンティはコーヒーと合わせるのがおすすめだそう。
(コーヒー・紅茶はポットで楽しめます。)
今回は酸味ひかえめなコロンビア産の豆を使用したコーヒーを、ホットでいただきました。
ひと口飲むと…
まるで魔法にかけられたかのように、身も心もとろけます!
琥珀の夢に、深淵の調べ。
キャラメルとコーヒーが溶けあう至福の旋律に浸りながら、「まさに人との出逢いやつながりみたいだなあ…」と、Gorilleさんから始まる物語に胸を膨らませた素敵なひとときでした。
goribo
最後にご紹介するのは、量り売りで楽しめる「goribo(米粉の焼きチョコ)」(150円 税込/50g)です!
「子供たちがふらりと立ち寄って気軽に買えるように」と作られたところ、大人の方からの人気も急上昇。
「このような場で子供が大人と会話をするのも、食育のひとつ」とGoriさん。
「最近はそういう機会が減っていますから…」と本当に色んなところに目を向けていらっしゃり、視野の広さと行動力は自分も見習わなくては、と学びになります。
この日のゴリボは中にアーモンドスライスが入っていましたが、そのときどきで変わるようです。
焼きチョコなので、手で持っても溶けにくいのも特長のひとつ。
口へ運ぶとサクサク、ほろり、と軽やかにほどける食感や楽しい歯ざわりが心地よくて、つい2つ、3つ…と手が伸びていました。
そして、すーっと心地良い果実のような上品な酸味…口中が美味しいチョコレートの風味に満たされます!
繊細なカカオの囁きに、気づけば笑顔が広がっていました。
ご褒美のお店 Gorille(ゴリール) 店舗情報
住所 京都府八幡市男山笹谷19
営業日時 月・火・金・土 9:45~17:00(L.O. 15:30)
※水・木は予約テイクアウト商品の引き渡しのみ(バースデーケーキ・焼き菓子など)
<個室の貸切>
・時間 10:00~13:00 13:00~16:00
(お店の営業日に利用可)
・料金 3000円/3時間 5000円/6時間(10:00~16:00)
駐車場 有(店舗前の駐車場 を利用/2台)
※空いていないときは、お店の方に声をかけると別の場所を案内していただけます。(3台)
テイクアウトメニュー 有
おむつ替え台 有
※最新の営業日時・メニューなど、詳細・最新情報はお店でご確認ください。
2025年4月3日(木)プレオープン(テイクアウト営業開始)
2025年5月16日(金)グランドオープン(イートイン営業開始)
(店舗情報は2025年6月18日時点のものです。)