岩合光昭写真展が県美でスタート 南アメリカに生きる野生動物の生態を紹介
岩合光昭(74)の写真展「PANTANAL~パンタナール 清流がつむぐ動物たちの大湿原」が、山口県立美術館で7月10日に始まった。9月7日(日)まで。
作品が「ナショナルジオグラフィック」誌の表紙を2度飾るなどした動物写真家の岩合は、2015年から2017年にかけて、南アメリカ中央部に位置する世界最大の熱帯湿地・パンタナールを5回訪れた。そこでは、念願のジャガーをはじめ、カピバラ、パラグアイカイマン、アメリカバクなど、多種多様な動物の生態をレンズに捉えた。同展では、大部分がユネスコの世界遺産に登録されている同地の「姿」を、彼の写真を通じて紹介。会場には、2メートル超のサイズを含む約100点の写真パネルが並ぶ。
さらに岩合は、NHKBSプレミアム「岩合光昭の世界ネコ歩き」などを通じて「ネコ写真家」としての知名度も高い。そこで、彼のライフワークともいえるネコ科の動物を集めた「THE CATS ねこ科」も同時開催。2階展示室に14枚、中庭「県美の森」に35枚の写真パネルが展示されている。さらに、エントランス前庭に置かれた10枚は、無料で鑑賞できる。
入場料は、一般1400円、シニア(70歳以上)・学生1200円など。