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東武鉄道 N100系 スペーシアX 2024年ブルーリボン賞 おめでとう! いまこそ33年前の受賞形式100系と乗り比べて「これぞ東武特急」を体感!

鉄道チャンネル

「東武鉄道 N100系 スペーシアX は、100系 スペーシア の伝統を維持・継承しつつ、時代の変化にあわせた多様性・上質さを追求した、東武のフラッグシップ特急車両」

―――ことし5月、鉄道友の会が選考する鉄道車両賞「2024年ブルーリボン賞」に、東武鉄道 N100系 スペーシアX が選ばれた。

東武鉄道としては、N100系 スペーシアX のルーツといえる 100系 スペーシア が1991年ブルーリボン賞を受賞して以来、33年ぶり2度めの受賞。

10/27 東武日光駅で授賞式

きょう10月27日には、ブルーリボン賞授賞式が東武日光線 東武日光駅 4番ホームで開かれ、東武鉄道 都筑豊 取締役社長、同 鉄道事業本部 鈴木高郎 本部長 常務執行役員、鉄道友の会ブルーリボン賞・ローレル賞選考委員会 尾藤千秋 委員長、同 松田清宏 副会長らが登壇。

式典には、アナウンサー 女子鉄 久野知美(MC)や、日光市キャラ 日光仮面らも駆けつけ、多くのメディアやファンに囲まれながら、2024年ブルーリボン賞を獲得した実車といっしょに祝った。

ここで、鉄道友の会 2024年ブルーリボン賞に、東武鉄道 N100系 スペーシアX を選定した理由について、あらためてチェックしていこう。

進化した上質なフラグシップ特急

「東武鉄道 N100系(スペーシア X)は、浅草と日光・鬼怒川エリアを繋ぐ新型特急車両で、100系スペーシアが長年築き上げてきた伝統を維持・継承しつつ、時代の流れに合わせて進化した上質なフラグシップ特急になっています。

エクステリアは、現代のデザインに進化させるとともに、両先頭車に組子や竹編み細工などの伝統工芸品を連想させる窓枠構造を取り入れられています。

また、インテリアは江戸文化の象徴(グリ紋や組子柄)をデザインアクセントとして、色彩計画「四十八茶百鼠」をヒントにカラーアソートを加えた構成となっています」(鉄道友の会/以下続く)

多彩な移動空間

「東武日光寄り先頭の1号車にはカフェカウンターのあるコックピットラウンジが設けられ、浅草寄り先頭の6号車には定員7人のコックピットスイートが1室、定員4人のコンパートメントが4室設けられています。

また、2号車には電動リクライニングとバックシェル構造を採用したプレミアムシートが横並び3列(2人掛け1脚、1人掛け1脚)で配置され、3~5号車には、横並び4列のスタンダードシートが配置されているほか、5号車の日光寄りには半個室構造のボックスシートが2カ所設けられています。

デッキ部にはICカード利用による無料の大型荷物置場が5カ所に配置されています」(鉄道友の会/以下続く)

多くのファクターが高水準

「車体はアルミダブルスキン構体で、先頭部はアルミ鋼材の三次元削り出し加工による部材の溶接によって形成されています。

台車はモノリンク軸箱支持方式ボルスタレス台車で、両先頭車(1・6号車)とプレミアムシート車(2号車)には車体に設置した加速度センサにより走行振動を検知し、台車に搭載したアクチュエータを動作させて振動を減衰させるフルアクティブ空気式動揺防止装置が搭載されています。

主回路はIGBTとSiCダイオードを組み合わせたHybrid-SiCを使用して全閉型誘導電動機の制御がなされており、ブレーキシステムは回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキです。

N100系は、同社のフラグシップ車両に相応しい存在感溢れる外観フォルム、現代トレンドと江戸・日光の歴史文化を融合させた秀逸なデザイン、多彩なバリエーションを誇る機能美に優れた客室設備、最新および実績のある機器類をバランスよく配し、安定した走行・運用を実現するなど、多くのファクターが高い水準でまとめられた車両であり、会員からも高い支持を得たことからブルーリボン賞に選定しました」(鉄道友の会)

車体にブルーリボン賞受賞車の証

車体には、「TOBU N100 Series SPACIA X BLUE RIBBON 2024 TOBU RAILWAY CO.LTD」と記されたプレートや、「BLUE RIBBON PRIZE 2024」というレタリングが客ドア横に配され、ブルーリボン賞受賞車の“証”も。

―――いまこそ、東武鉄道に2形式しかないブルーリボン賞受賞形式、100系 スペーシア と、N100系 スペーシアX の両方に乗れる時代に、「東武が長年にわたってこだわる、想いを込める特急らしさ”」を、乗ってくつろいで、絶品・絶景といっしょに、感じてみて。

(1991年ブルーリボン賞の東武鉄道 100系 スペーシア)

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