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「プロでもサーフィン楽しむ」登坂選手 16歳でプロ入り

タウンニュース

昨年ブラジルで行われたジュニア世界選手権で波に乗る登坂選手(提供)

日本プロサーフィン連盟(JPSA)のプロトライアルは5月29日と30日、千葉県旭市井戸野浜海岸で行われた。プロの資格が得られるのは上位2選手のみ。合格できる確率は約2%とも言われる。新型コロナウイルスの影響で過去3年間は開催されず、今年度はその期間の挑戦者たち24人が一気に参加したため激戦となった。

「良い経験になるかと思って出場した側面もあった」と当日のモチベーションはやや低めだったものの、TR1を勝ち上がると、TR2では他の選手に2倍近くのポイント差をつけるなど順調に駒を進め、最終TR4では1位に。プロ入りが確定した。

勝因を尋ねると「井戸野浜は好きな波だった」と笑顔で振り返る。勝ち上がるごとに増すプレッシャーも「結果だけにこだわるのではなく、楽しんでサーフィンすること」で乗り越えた。日頃からフィジカル面のみならず、物事をプラスに捉えるメンタルのトレーニングにも励む。「残り時間が1分しかないとき、まだ1分もあると考える」など、自分のベストを尽くすために努力した結果が、今回のプロ入りにつながったという。

これまでも国内外で活躍してきた登坂選手。5歳からサーフィンを始め、昨年ブラジルで行われた世界選手権に初出場し、日本団体銅メダルの獲得に貢献した。今年に入りオリンピック強化指定選手に選ばれるなど、着実に実績を積み重ねてきた。

プロになることを意識し始めたのは中学3年生の頃。「やっているうちに、自然になりたいと思うようになった」。プロサーファーは「技術面はもちろん、常に意識を高く持ち、人格面でも尊敬できる人が多い」とした上で、「自分もそういう選手になりたい」と意気込みを語った。

プロ入りを前に、9月24日(火)から開かれる全日本選手権がアマチュアとして最後の挑戦となる。同大会での過去最高順位は4位。「今年の目標はタイトルを獲得すること。絶対にここで優勝したい」と誓った。

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