岩崎学園 専門学校2校の学生が成果発表 情報科学専門学校と横浜デジタルアーツ専門学校
学校法人岩崎学園が運営する情報科学専門学校=神奈川区鶴屋町=と横浜デジタルアーツ専門学校=港北区新横浜=による展示・発表会「JOYコン!2025」が5月22日、県立音楽堂=西区=で行われた。
展示・発表会はITやゲーム、デザインなどを学ぶ2校の学生が成果を発表する機会で、1年生を中心に約800人が参加。ステージでは約60作品の中から学内選考を通過した5作品について、それぞれ数人の学生がチームとなってプレゼンテーションを行った。
審査はソニーの松本義典副社長らのゲストも加わって行われた。最優秀のグランプリには、市内の外国人にごみの分け方や出し方をSNSを使って周知するプロジェクトを進めた横浜デジタルアーツ専門学校のチームが選ばれた。プロジェクトは横浜市と連携して進められたもので、オリジナルキャラクターを用いたポスターや動画を作って啓発してきた。チームに対しては、2月に市資源循環局から感謝状が贈られるなど、外部の評価も高かった。
ほかにも、スマホのカメラで手の形を認識させ、銃の早打ちを競うゲームなどが発表された。発表に対し、ソニーの松本副社長は「ゲームのプレイヤーの姿を想像し、業界の中で活躍してほしい」と学生にエールを送った。
岩崎学園の担当者は「上級生の発表を見た1年生に将来を意識してもらえれば」と話した。