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カーリング女子世界選手権の歴代日本代表成績と優勝国、メダル獲得数ランキング

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ロコ・ソラーレ,Ⓒゲッティイメージズ

2024年カーリング女子世界選手権は3月16日からカナダで開催

カーリングの2024年女子世界選手権は3月16日から24日までカナダのノバスコシアで開催される。日本代表(ロコ・ソラーレ)はパンコンチネンタルカーリング選手権2023で準優勝を果たし、世界選手権の出場権を獲得。上位進出が期待される。

女子世界選手権は1979年から毎年行われており、2024年で46回目。13チームが出場して世界一を争う。

第1回大会から歴代の開催地と上位3チーム、日本代表の成績は以下の通りだ。

1990年に初出場9位

日本代表が初出場したのはスウェーデンで行われた1990年。工藤みどり、館崎香、伊藤悦子らで臨んだが、10チーム中9位だった。優勝はノルウェーだった。

スイスの首都ベルンで行われた1997年には大久津真由美、加藤章子、近藤ゆかり、三村容子、丹羽明美のメンバーで臨み4位。メダルまであと一歩に迫った。優勝はカナダ。初めて正式種目として採用された翌1998年の長野五輪では同じメンバーで5位だった。

スイスのローザンヌで行われた2001年は「シムソンズ」の加藤章子、林弓枝、小野寺歩、小仲美香らで臨み7位。優勝はカナダだった。「シムソンズ」は翌2002年のソルトレークシティー五輪にも出場して8位だった。

世界に挑んだ「カーリング娘」「カーママ」

「カーリング娘」と呼ばれて人気沸騰したのが「チーム青森」だ。2005年にスコットランドで行われた世界選手権に林弓枝、小野寺歩、本橋麻里らで臨んで9位。翌2006年トリノ五輪は1次リーグ4勝5敗で7位だった。

初の自国開催となった2007年は目黒萌絵、本橋麻里、山浦麻葉らで結成した地元の「チーム青森」が9位に終わったが、翌2008年は過去最高に並ぶ4位。カナダが青森大会に続いて2連覇を果たした。

藤澤五月が初めて出場したのがラトビアで行われた2013年。市川美余、清水絵美、松村千秋らと出場した中部電力は7位だった。スコットランドが優勝した。

藤澤はソチ五輪出場をかけた2013年9月の日本代表決定戦で小笠原歩(旧姓小野寺)が率いる北海道銀行フォルティウスに敗退。小笠原歩と船山(旧姓林)弓枝の「カーママ」2人が引っ張った北海道銀行はソチ五輪で5位と健闘した一方、藤澤は2015年の日本選手権で敗れ、中部電力を退社した。

現ロコ・ソラーレが2016年に準優勝

日本代表が世界選手権で唯一のメダルを獲得したのがカナダで行われた2016年だ。

本橋麻里が北海道北見市で創設したLS北見(現ロコ・ソラーレ)の藤澤五月、吉田知那美、鈴木夕湖、吉田夕梨花が準優勝。決勝でスイスに敗れたものの見事、銀メダルに輝いた。さらにロコ・ソラーレは2018年平昌五輪でも銅メダルを獲得。2022年北京五輪では銀メダルに輝いた。

また、世界選手権はロコ・ソラーレが出場を決めていた2020年が新型コロナウィルス感染拡大のため中止となり、2023年に7年ぶりに出場して6位。優勝したスイスは4連覇となった。

カナダが最多17回優勝、中国は2009年に優勝

これまでのカーリング女子世界選手権のメダル獲得数ランキングは以下の通りとなっている。


最多優勝はカナダで金メダル17個。銀メダルも8個、銅メダルも10個で合計35個と断トツだ。

スイスは9回の優勝を誇るが、銀メダル2個、銅メダル5個の計16個で、メダル獲得数では優勝8回のスウェーデンが合計25個で上回っている。

以下、ノルウェー、スコットランド、ドイツ、アメリカ、デンマークと続き、アジアでは中国が2009年に優勝するなど計3個。韓国も2022年に銀メダル、2019年に銅メダルを獲得している。

カナダのノバスコシア州シドニーで開催される2024年は日本代表が躍進するか。日本のファンを釘付けにするような熱い戦いが期待される。

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記事:SPAIA編集部

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