【闇深い?】国税庁から所得隠しを指摘されたNST、ホームページで「元社員と係争中」
NST新潟綜合テレビ ホームページ「弊社修正申告について」より
関東信越国税局から2024年3月期までの6年間で、計約11億円の所得隠しを指摘されたとされる株式会社NST新潟綜合テレビは6月3日、自社のホームページに「弊社修正申告について」と題した文書を掲載し、組織的な所得隠しであることを否定した。また「一部見解の相違はありましたが」と前置きし、税務当局の指導に従い修正申告を行い総額 7 億 900 万円を納税したと明かした。
関東信越国税局による税務調査で、制作会社に架空や水増しのCM制作費を計上し所得を圧縮、制作会社からバックさせた制作費を「裏金」として広告代理店や広告主への接待に使っていたなどと報じられていた。
しかし「弊社修正申告について」では「NST から制作会社に支払った費用のほとんどが弊社元社員の親族名義の会社に流れていたことが税務調査によりわかりました」(原文ママ)としており、裏金が自社で還流されたことを否定している。元社員とは現在係争中のため詳細は明かせず、元社員の親族名義の会社に渡った金員がその後どのような流れなのかは「わかっていない」としている。
「組織的な所得隠し」や「裏金づくり」ついては否定されたが、「元社員の親族名義の会社へ流れた相当額」についてなど、同社が経営の中で「深い闇」を抱えているのは間違いなさそうだ。
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