専門家が教える!水出しハーブティーの作り方とおすすめハーブ5選
手軽な「水出しハーブティー」がおすすめ!
暑い日は、冷たい飲み物がおいしく感じますよね。そんなときにはミネラルウォーターにハーブを入れて作る「水出しハーブティー」がおすすめ!水分補給と共に、健康や美容に役立つ植物であるハーブが手軽に取り入れられますよ。
この記事では世界のお茶マイスターである筆者が、水出しハーブティーのメリットと作り方、水出しハーブティーにおすすめのハーブを5つご紹介します。
水出しハーブティー、3つのうれしいメリット
1. 手軽に作れる
水出しハーブティーの魅力のひとつは、手軽に作れること。水にハーブをいれて冷蔵庫に置いておくだけで、おいしいハーブティーのできあがり!夜に仕込んでおけば、朝には完成していますよ。忙しい日常でも手軽に楽しむことができます。
2. カフェインが気になる方にもおすすめ!
もともとカフェインを含まないものが多いハーブティー。寝る前のひとときやリラックスタイムにもぴったり!カフェインが気になる方にもうれしいドリンクです。水出しにすることで高温で抽出する成分の溶け出しを抑え、穏やかにハーブの成分が抽出できます。
3. ハーブのやさしい味わいを楽しめる
水出しハーブティーは、やさしい風味や味わいを楽しめるというメリットも!熱湯を使わないため、苦味やえぐみないすっきりとした味わい、まろやかな口当たりになりますよ。ハーブの香りがしっかりと引き出され、より自然な風味を感じることができます。
水出しハーブティーの作り方
用意するもの・材料(500ml)
ドライハーブ 5g
水 500ml
ティーポットなどの容器
茶こしやお茶パックなど、茶葉を濾せるもの
1. 容器にハーブと水を入れる
お好みのドライハーブを清潔な容器に入れ、水を注ぎます。水出しハーブティーを作る際には、ミネラルウォーターや飲んでおいしい水を選びましょう。水道水の場合はフィルターを通した水を使用するのがおすすめです。お水の量はハーブの100倍程度ですが、好みに合わせて調整してくださいね。
2. 冷蔵庫で抽出する
容器に水を注ぎよく混ぜたら、蓋やラップをして冷蔵庫に入れます。水出しハーブティーを浸出させる時間は、一般的に6時間から12時間程度。時間をかけてゆっくりとハーブの成分を抽出します。
3. 容器からハーブを取り除く
抽出時間が経過したら、茶こしを使って容器からハーブを取り出します。ハーブを取り除くことで、雑味なくクリアな色合いのハーブティーが楽しめますよ。茶こし付きの容器を使うと、簡単に茶葉を取り出せます。あらかじめお茶パックにあらかじめハーブを入れておくのもひとつです。
水出しハーブティーを楽しむポイントと注意点
ハーブは1種類でも、何種類か混ぜてもおいしく作れるので、いろいろな組み合わせを試してみるのも楽しいですよ。
長時間かけ抽出する水出しハーブティーは、雑菌が入らないよう清潔な容器を使用、冷蔵庫に保存の上なるべく早めに飲み切るようにしましょう。使用するハーブは、水出し可能か販売店に確認してからの購入がおすすめです。
水出しハーブティーにおすすめのハーブ5選
1. レモングラス
レモングラスは、まるでレモンのような香りのハーブティー。さわやかでフルーティーな香りと爽快な味わいのティーは、暑い季節にぴったりです。水出しにすることでよりその特徴が際立ちますよ。レモングラスは、ミントとブレンドするのもおすすめです。
2. ミント
ミントはさわやかな香り、爽快な味わいが特徴のハーブです。水出しすることで、よりメントールの清涼感ある香りが際立ちますよ。熱い季節や、リフレッシュしたいときにもピッタリです。
3. カモミール
やさしい花の香り、ほんのりフルーティーで自然な甘みを持つカモミール。独特な風味が苦手な方も多いハーブですが、水出しにすることで優雅な花の香りが引き立ち、飲みやすくなります。リラックスタイムにぴったりです。
4. ハイビスカス
鮮やかな赤色、フルーティーでどっしりとした味わいのハイビスカスは、アイスティーでもおいしく楽しめます。ローズヒップや、レモングラスなどシトラス系のハーブとのブレンドも相性バツグン!しっかりとした酸味は、疲れたときにごくごく飲みたいドリンクです。
5. ルイボス
紅茶にも近い味わい、すっきりとした飲み心地のルイボスティー。甘くまろやかな風味なので、お子さまも飲みやすいハーブティーですよ。そのまま楽しむのはもちろん、ほかのハーブとブレンドしたり、ミルクやレモンをプラスしたりするのもおすすめです。
手軽でおいしい水出しハーブティーを楽しもう!
自宅で気軽に楽しめて、毎日の生活に無理なく取り入れられる水出しハーブティー。香りや風味をやさしく引き出せるのも魅力です。好みや気分でハーブを選び、おいしい水出しハーブティーを楽しみましょう!
ライター:秋山 ちとせ(ティータイムコンサルタント/webライター)