ドラマの撮影は「結末がわからないのが嫌」 ─ 「キャシアン・アンドー」主演が吐露「みんなが次のシーズンの話をしているし、多分さらに続く可能性もある」
『スター・ウォーズ』ドラマ「キャシアン・アンドー」で主演を務めたディエゴ・ルナが、本作に取り組むなかで唯一「気に入らなかった」点を明かした。それはテレビシリーズ特有の制作形式に基づくもので、撮影中は不安を感じることもあったという。
米ポッドキャスト「」に出演したルナは、「(テレビ制作について)気に入らないのは、結末が分からないまま物語が始まること」だと語っている。
「みんなが次のシーズンの話をしているし、多分さらに続く可能性もある。だから、一体どこまでやれるのか?という不安がつきまとうんです。物語の終わりが見えている状態で始めるのは、やっぱり気持ち良いですね。」
映画では通常、物語の始まりから終わりまでの全体像が脚本段階で設計されており、ときにはその構成に沿って撮影が進められることもある。一方、テレビシリーズは初期段階で結末が定まっていないことが多く、視聴者の反応や制作状況などによって方向性が左右されるケースも。このような不確実性に対して、キャストが不安を抱くのも無理はないだろう。
もっとも、「キャシアン・アンドー」は『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)の前日譚であるため、キャシアンの運命やこの銀河の行く先はすでに明らかだ。しかし本作は、新たなキャラクターやストーリーを多数取り入れ、反乱軍の起源やその道徳的な曖昧さにも焦点が当てられるなど、シリーズ全体を再解釈する役割も担っている。
最終的に「キャシアン・アンドー」シーズン2では『ローグ・ワン』の直前まで描かれたが、製作過程ではジン・アーソをもあったとのこと。一部では『ローグ・ワン』との設定上のが指摘されているなど、テレビシリーズという形式に加え、前日譚という制約も、製作チームやキャストにとっては大きな挑戦だったことがうかがえる。
「キャシアン・アンドー」シーズン1&2はで配信中。
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