「観る者を鷲掴みにして離さない」「深い余韻と感動をもたらす」と絶賛！『太陽と桃の歌』予告編
少女の特別な夏を描いた初の長編監督作『悲しみに、こんにちは』が、「ベルリン国際映画祭」で最優秀新人作品賞とジェネレーション部門グランプリを受賞したカルラ・シモンの長編2作目となる『太陽と桃の歌』が、12月13日（金）より公開される。このたび、キービジュアルと予告映像、場面写真が一挙解禁となった。
カルラ・シモン監督（『悲しみに、こんにちは』）最新作
本作は、カタルーニャを舞台に、伝統的な家族経営の桃農園がソーラーパネルに取って代わられるという、世界中で起こっている自然と人間の問題を描き、「ベルリン国際映画祭」に凱旋するや見事金熊賞に輝いた。世界各地で56の映画祭やアワードに受賞＆ノミネートされた必見作だ。
カタルーニャで桃農園を営む、大家族の最後の夏を描く感動作
スペイン・カタルーニャで、三世代に渡る大家族で桃農園を営むソレ家。例年通り収穫を迎えようとした時、地主から夏の終わりに土地を明け渡すよう迫られる。桃の木を伐採して、代わりにソーラーパネルを敷き詰めるというのだ。父親は激怒するが、妻と妹夫婦はパネルの管理をすれば「楽に稼げる」という囁きに心を動かされる。
賭け事に懸けようとする祖父、取り付く島のない父、資金稼ぎに畑の片隅で大麻栽培を始める長男など、てんでバラバラに桃園の危機を何とかしようとするが、大げんかが勃発。一家に大きな亀裂が入ったまま、最後の収穫が始まろうとしていた…。
カタルーニャの広大な大地と豊かな実り、煌めく夏の空と吹き抜ける風の下繰り広げられる、リアルな家族のやり取りに時に笑わされ時に目頭が熱くなる。土地の再開発という急激な時代の変化に晒される家族の絆を通して、世界の未来を問いかける、今必見のヒューマンドラマ。
『太陽と桃の歌』は12月13日（金）よりヒューマントラストシネマ渋谷、TOHOシネマズ シャンテほかにて全国ロードショー