【三山ひろしのさんさん歩】古材や古家具のリノベーションで新たなカルチャーを生み出す「サルベージ高知」
古材や古家具を活かしたリノベーション「サルベージ高知」
前回の記事に引き続き、高知市を散策する三山さんと川辺アナ。
今回は、古いモノを新しいモノに作り変える「サルベージ」のお店へと足を運んだ。
あまり聞くことのないサルベージとは一体なんなのか、楽しみだ!
※前回の記事は本記事の最後からお楽しみください
出迎えてくれたのはサルベージ高知の代表を務める小松一之さん。
訪れたお店にはおしゃれなインテリが並んでいる。
サルベージとは沈没船や遭難船の「引き上げ」を意味しており、建築やインテリアの世界では解体される古民家などから、古材や古家具を引き上げてリノベーションすることで新しい価値を生み出すことを指す。
小松さんは、独自のデザイン・アイデア・技術で古材や古家具に現代の生活にあったリノベーションを施している。
引き上げる古家具は現在ではあまり使われなくなった大きなタンスなどが多く、それらを食器棚やテレビボードなどにリメイクして販売しているのだ。
昔の商店などに置かれていた大きな古家具などは、アパレル店の什器として生まれ変わることもあるという。
三山さんは大きな古家具を見て、「私ならプラモデルやドローンを飾りたいですね!」と興味津々な様子。
サルベージ高知で購入した家具は、職人さんと相談し、棚をつけたり自分好みにカスタムすることができるので、気になる方は要チェックだ!
大きな古家具の他にも障子の木枠などの小物も引き上げ、アイデアを活かした作品を作り上げている。
それが障子枠を活用したスツール。
サルベージ高知の中でも人気で、とてもデザイン性が高い品だ。
スツールの足に障子の取手の部分が使われていたりと、いい味を出している。
小松さんとサルベージの出会いとは?
元々古い家が好きで実際に古民家を改装して住んでいた小松さん。そんな小松さんがサルベージと出会ったのは10年前の海外出張だったという。
アメリカのポートランドを訪れた際にサルベージワークスという、サルベージ高知がお手本としているお店と出会ったことが現在の仕事を始めるきっかけとなった。
そこからサルベージの虜になった小松さんはアメリカを数回訪れ、ノウハウを学ぶことに。
そして2019年に、安芸市で念願の「サルベージ高知」を設立した。
そして、今年1月には高知市に移転オープン。
展示場やワークショップも行うことのできる新天地で、古材に合う暮らしを提案している。
川辺アナ:訪れるお客さんに家具をお渡しする時、大切にしていることはありますか?
小松さん:分かる範囲でどういう方の家にあったモノかを伝えたり、パーツを使用しているモノならもともと何のパーツだったかとお伝えして使ってもらうようにしています。
長い歴史を感じることができ、風合いを活かすサルベージのインテリアたち。
三山さんと川辺アナは、少しずつ奥深い世界へ引き込まれているようだ!
サルベージ高知で古材を使ったDIY体験!
モノ作りが大好きな三山さんのために、古材を使用したDIY体験をさせてもらうことに。
手先の器用さには自信がない川辺アナも頑張って挑む。
三山さんが作るのは、スマホスタンド。そして川辺アナは、コーヒーを淹れる際に使用するドリップスタンド作りに挑戦だ!
まずは紙やすりで古材のささくれを研磨する。
上手に削れているように見える川辺アナだが、三山さんと比べるとその差は歴然…
三山さんの方が、滑らかな仕上がりになっている。負けるな川辺アナ!
難しい作業の部分は職人さんにお願いしつつ、仕上げのハンコを押す作業へ。
力強くハンコを押し付ける三山さん。最後まで集中して作業している。
三山さん作スマホスタンドの仕上がりはバッチリ!
サルベージのロゴが彫られたハンコがアクセントとなっていて、古材の風合いも素晴らしい!
こちらは川辺アナのドリップスタンド。紙やすりで荒削りした感じが結果的にいい味を出しているように思える。コーヒーがおいしく味わえそうだ!
可愛らしいドリップスタンドを見て、アクセサリー置きなんかにしてもいいですね!とコメントする川辺アナ。
お気に入りのインテリアを自身の手で作ると、愛着が一層湧くようだ。
DIY体験のあとは、しばしのコーヒーブレイクへ。
実は高知市で「カワクボコーヒー」というコーヒー店を営む小松さん。自慢の一杯を三山さんと川辺アナに振舞ってくれた!
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もちろんドリップスタンドは先ほど川辺アナが苦労して作ったものを使用。美味しい一杯が味わえそうだ。
サルベージ高知では、不定期でワークショップイベントを開催している。
その際に小松さん自慢の一杯を振舞っているそうなので、ぜひInstagramをチェックしてみよう!
淹れたてのコーヒーをいただく二人。コーヒーは苦さ控えめでさっぱりとした味わいで、それでいて香りがいい!
川辺アナ:やっぱりドリップスタンドがいいからですかね!
三山さん:それを言うなら小松さんの淹れ方がうまいからでしょ!
川辺アナ:あぁ、あ、そうですね。笑
あまり聞き馴染みのないサルベージについて学び、自ら体験もすることができた三山さんと川辺アナ。
これから広まるであろうサルベージというカルチャーに触れ、学びの多い一日となった。
今回のさんさん歩はここまで!次回の記事をお楽しみに。
SALVAGE KOCHI(サルベージコウチ)
住所:高知県高知市仁井田中州4649
電話:090-4423-7820
情報提供/高知さんさんテレビ
文/さたけゆうや