解禁日の「栗巣川」渓流釣りでアマゴ2桁釣果【岐阜】イクラエサに好反応
2月1日に、ホームグラウンドである岐阜県郡上市の郡上漁協管内の渓流釣りが解禁した。今年ももちろん釣行したのでレポートしたい。今年の解禁日は積雪が多く、雪化粧のなかで始まった。1週間までは雪はほとんどなく、最上流部の高鷲地区以外はどこも入川容易な状態だったが、解禁日2日前に郡上は大雪に見舞われた。
解禁日の栗巣川へ
普段はそんなに雪が積もらない八幡地区でも積雪を記録。しかも気温は氷点下まで下がり、追い打ちをかけるように川は渇水状況で、タフコンディションが予想された。
解禁日はアマゴの顔が見られたら良しの気持ちだ。解禁日の午前5時半に起床し、まずは家でしっかり温まってから出発した。向かった先は長良川支流の栗巣川水系。積雪が多いので、駐車スペースが少ない。
それでも所々に釣り人の車が止まっているが、狙っていたポイントには先行者はいない。車を止めて夜明けを待つ。午前6時半ごろ、ようやく明るくなってきたので川へ降りる。水路と小さな沢を利用し、河原まで降りた。渇水なので少しでも水深がある場所を狙う。
好反応を楽しむ
エサの塩イクラを付けて、流れ込みを探るがアタリはない。立ち位置を少しずつ変えて探っていくと、目印が水中へ消し込んだ。サオでいなし、水中からタモへ飛ばす。タモに収まったのは17cmほどのヒレピンアマゴだ。やはりサビは残っているが、やせた魚体ではないので納得。写真を撮り、リリースした。
当日はビクも引き舟も持たず釣れたアマゴはその場でリリースし、きれいな魚体のみ写真を撮った。イクラで反応が出たので、今度はカワムシのキンパクを試してみる。良いアタリが出たのでキンパクでも食いそうだがアタリすら出ない。
そこで再びイクラに戻すとすぐに釣れた。イクラは放流物狙いのイメージがあるが、初期の支流域ではヒレピンアマゴで効果を発揮することが結構ある。流れ込みを重点的に狙うが、アタリが出るのは流れ込みのヒラキのようだ。
しつこく探ると、今日一のアタリでサオが絞られる。慎重にやり取りして取り込んだのは、20cmクラスのヒレピンアマゴだ。これもやせておらず納得の魚体だ。写真を撮りリリース。この後は流れ込みで数匹入れ食いとなり次のポイントへ。
入れ食いを堪能
今度は落差のある流れ込みの深み。ここもアマゴが潜んでいそうだ。まずは流れ込みの流れに乗せて流すが、アタリはない。やはりヒラキだろうとヒラキをしつこく探ると連発。20cmクラスは出ないが、ここのアマゴは朱点が鮮やかで美しい。ここでも数匹入れ食いとなった。
時計を見ると午前8時前。仕事があるので納竿とした。結果1時間ほどで20cm頭に10匹以上のアマゴに出会えた。まだサビが残っている魚体なので、またの再会を期待したい。
今後はまだまだ寒い日が続きそうなので、しばらくは厳しい状況が続くと思う。やはりひと雨降り、雪が溶けないことには渓流は本格化しないと思う。郡上アマゴは始まったばかり。今後に期待したい。
<週刊つりニュース中部版APC・松森渉/TSURINEWS編>
電話番号:0575-65-2562 この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年2月23日号に掲載された記事を再編集したものになります。