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【阿蘇郡南小国町】圧巻の景色!自然にとことん向き合う癒しカフェ「喫茶 竹の熊」

肥後ジャーナル

【阿蘇郡南小国町】圧巻の景色!自然にとことん向き合う癒しカフェ「喫茶 竹の熊」

こんにちは、川上です。 今年ももう10月!残り3ヶ月です。 ようやく涼しくなってきましたね。みなさまは季節の変わり目、疲れていませんか? 私はちょっと疲れを感じていたので、自分を癒しに阿蘇郡南小国町に行ってきました。

阿蘇郡南小国町にある「喫茶 竹の熊」

今回やってきたのは、阿蘇郡南小国町にある「喫茶 竹の熊」。SNSを中心に話題になっているお店です。 店名の竹の熊というのは、この地域の名前だそう。

中に入ると、圧巻の景色。建物は、地元の職人によって作られており、小国杉が使われています。

和風の庭などもあり、ほっとする空間が広がります。

店舗デザインは神社からもインスピレーションを受けたそう。

カフェを利用する際には、まずは通路先にあるカウンターで注文。その後、セルフで席まで注文したものを運びます。

お席は2ヶ所。1ヶ所目は、受付と同じ建物内にあるテーブル。 大きな窓からは外の景色が見えます。目の前は田んぼで視野が開けており爽快です。

もう1ヶ所は、反対側にある開けた板の間のスペース。 席は区切られておらず、好きな場所で自由に楽しめます。

熊本・小国の恵みいっぱいの食事

メニューはこちら。食事はおこわと甘味を楽しめます。

おこわ、甘味、お飲み物 2400円

おこわは3種類。内容は季節によって変わります。

今回、伺ったときはドライトマトと味噌豚&フライドオニオン・ひたし豆とじゃこ・切り干し大根と南関あげが出てきました。

おこわは、ころんと小さくて食べやすいサイズ。しかし、たっぷり具材が入っているのでしっかりお腹が満たされます。もち米のもちもち具合も相まって、かなり満足度があります。

甘味は、豆乳のパンナコッタ。なめらかな口当たりで、ほのかに豆乳のコクを感じます。上に掛かっているフルーツとジュレがさっぱり。爽やかな後味です。

飲み物は抹茶ミルクをセレクトしました。甘さは控えめで、抹茶の苦みもしっかり感じます。ゴクゴク飲める! お店のメニューは南小国をメインに阿蘇の食材を使用しています。おこわに使われるお米は、目の前の田んぼで採れたものと阿蘇のもち米。甘味には近くお豆腐屋の豆乳、ドリンクには南小国の湧水というようなこだわりたっぷり。

目の前に広がる自然を眺めながらの食事はさらにおいしさが倍増します。

自然と一体化できる場所

オーナー穴井さん

せっかくなので、オーナーさんにお店のこだわりをお聞きしました。

穴井さんは、上京し数社で働いたのちに地元の南小国へ戻ってきました。山里の魅力を発信したいという想いから「喫茶 竹の熊」をオープン。

ご実家が林業をされていることから、店舗の建築からご自身で関わられたそう。 季節によって変わっていく景色を地元の食材を使った料理とともに体感してほしい、自然と一体化できるようこのようなつくりになっています。

さらに、店舗に電気がないこともこだわりの一つ。水面の光が屋根に反射することによって、空間を照らしています。自身で農業もされていることもあり、農家と同じ暮らしを店舗にも取り入れているそう。穴井さんは「喫茶 竹の熊」のほかにも小国杉を使った家具ブランドの運営や、地域の学校で木育をされたりしています。このような取り組みによって、九州に根づき魅力あるまちづくりを行う人物・団体をたたえる、JR九州による九州観光まちづくりAWARD 2024の大賞を受賞されました。

南小国の田園風景、小国杉を使った建物、地域の食材を使ったお料理と飲み物。全身で南小国の自然を感じられる場所、「喫茶 竹の熊」。 悩みや思考を一旦止めて目の前の自然をダイレクトに感じる時間は、せわしない日常を過ごしていると中々訪れない最高の贅沢です。 疲れた時、ゆっくりしたい時にぜひ行ってみてくださいね。

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