リレー便でタチウオ11匹&良型アジ15匹を手中【静岡・わし丸】台風明けの海で好スタート
秋になり釣りに行きたいと思っていたが、都合がつかず出かけられずにいた。しかも台風が相次いで発生、低気圧が通過して中止になった。大きな台風がきてしばらく海に出ることができなかったが、ようやく10月19日、静岡県・新居港のわし丸でアジ、タチウオのリレー釣りに出かけた。アジの食性がシラスに変わり活性が良くないらしいがどうだろう?
タチウオ&アジのリレー釣り
午前5時半の集合時間に合わせて港に行くと、3人のお友達が集合していた。ルアーの人はトモなので、私は自動的に左舷ミヨシに着座。早速準備に取り掛かる。まずはアジを狙うのでコマセカゴにハリス4号のサビキを装着。オモリは80号。
久しぶりに太平洋に出ると晴れ晴れとした気持ちになるが、天気は反対に曇天空模様。気温はさほど高くないが、湿度が高くジメジメしている。午後には降ってくるようだ。台風が残した影響と食性の変化がどれくらい続いているだろう。
ビシアジ釣りから開始
30分ほどで漁場に到着して釣り開始。カゴにコマセを詰めて海底まで落とし、2mほど底を切ってアタリを待つ。アタらないのでコマセを入れ替えてまた投入する。
3投目、いきなりアタリがあり、かなりの引きで大型のアジをゲット。食いがイマイチなのでしばらく待たないとアタリが出ない。それでも4匹ほど釣れて、まずはひと安心。良い滑り出しだ。
良型中心にアジ確保
アジは怖がっているというよりエサを選んでいるようだ。大型がほとんどだが、小アジも少し確保できた。船長は状況を見て移動を繰り返す。
船のイケスに魚がたまっていくが、まだ水温が高いので魚を締めていく必要がある。血抜きをして冷海水を満たしたクーラーに。ヒラメや青物のアタリがないかと待っていたが、一瞬かじられただけでハリ掛かりせず終わってしまった。
タチウオ釣りに変更
午前10時のタチ開始時間まで釣ってクーラーにはアジがたくさん。途中サバがワラワラと集まってきたが小ぶりだった。
午前10時になったのでタチウオに釣り変更。東の海域に移動する。到着すると、すでに船が集まっていた。開始時間の10時には各船が一斉に釣り開始。1本バリのジグに先ほど釣ったサバを切り身にして付けた。
水深90mから巻き上げながらアタリを取っていく。いつもならすぐに食ってくる状況だが、今日は食いが悪いらしくなかなかアタリがない。スピードを変えてやるが、海中が全体的に暗いようで掛からないので調整しながらトライする。
タチウオもキャッチ
試行錯誤を繰り返して20分、やっとアタリがありサオ先が海面に突っ込む。手持ちで巻き上げてくるとグイグイ引く。上がったのは4本指サイズの太めの本命タチウオ。目の後ろの急所を千枚通しで突いて締める。
継続して釣っていくが4回の巻き上げで1回アタリがあるレベル。見かねた船長が特製ジグを渡してくれるとアタリが微妙に増えた。途中で風が少し強くなりハリ掛かりが難しくなってきた。1時間ほどやって宴会分は釣れたので良しとする。
最終釣果
それ以降も飽きない程度に釣れて11匹で午後1時の納竿時間となった。
最終釣果はアジ15匹(小型除く)、サバ4匹(小型除く)、タチウオ11匹でクーラーはほぼいっぱい。満足気分で終了となった。
アジ、タチともに最高の食いでなかったが十二分に楽しめた。アジ・サバともに秋の極うま魚なので、ぜひ一度トライしてほしい。
<週刊つりニュース中部版APC・植島孝裕/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年10月31日号に掲載された記事を再編集したものになります。