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国民民主党大躍進。今後の政権運営はどうなっていくのか…?「自民公明連立に国民がいろんな形で加わりながら、今後の政権が動いていく」

文化放送

11月1日(金)、お笑い芸人の大竹まことがパーソナリティを務めるラジオ番組「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜~金曜13時~15時30分)が放送。東京新聞の「アンチ「年寄りの味方」で大躍進の国民民主党 家計に優しい政策…裏には「今回の選挙で見せなかった」顔が」という記事を紹介し、青木理がコメントした。

太田アナ(アシスタント)「東京新聞の記事です。10月31日に自民党と幹事長会談に臨んだ国民民主党。衆院選で与党が過半数を割った今、この先の政権運営でカギを握る存在として脚光を浴びる。衆院選で獲得した議席数は改選前の4倍の28。比例代表の得票数は300万票超も上積みした。そんな国民民主は選挙中、家計思いの姿勢を打ち出したが、実は別の顔も持つ。それでも躍進した背景をどう捉えるべきか。 トリガー条項凍結解除を巡って2022年、岸田文雄首相(当時)が解除を含めて検討する考えを表明すると、22年度予算案で賛成に回り、23年度補正予算案にも賛成。玉木氏は23年7月の党の集会で「自民党のアクセル役になりたい」とまで口にした。 軍拡もいとわず、玉木氏は22年に「原子力潜水艦を日本が保有するなど、適度な抑止力を働かせていくことを具体的に検討すべきだ」と発言。国民民主は同年の安全保障政策で、敵基地攻撃能力の保持や防衛費増額を挙げ、岸田政権がこれらを明記した安保関連3文書の改定に踏み切ると「提案した考え方がおおむね反映された」と歓迎した。 改憲にも意欲的で、国民民主や維新などは23年、緊急事態時の国会議員の任期延長を可能とする改憲の条文案を発表している。とのことです」大竹「青木さん今回の選挙のことも含めて、国民民主党がとっても票を稼いだわけですけどもこの流れと、それから国民民主が103万円の壁みたいなことを前面に押し出して勝ってきたこととの関連みたいなことについて、ちょっとお話しいただけますか?」青木「どう分析するのかなかなか難しくて、各紙の分析なんかも僕も一生懸命になって読んだり、あるいは永田町の人たちにもいろいろ話は聞いたんですけれども、今回ご存知の通り自民党が結構歴史的な大敗を期したということなんですけれども、こういうことが起きるのは大抵投票率が上がって風が吹いた時。民主党政権の交代 なんかそうですけども、今回投票率実は下がってるんですよね。しかも、戦後3番目の低さという中で、自民党がこれだけ負け自公で過半数割れするという現象がなぜ起きたのかということを考えると、これまで自民党とか公明党に投票していた人たちが他のところに入れた。お灸を据えたのか、自民党に愛想を尽かしたのか、別のところに入れたと。1つはたとえば共産党はもちろんだけど、立憲にはなかなかちょっと入れにくい。けれども、国民民主だったら自民党と近いんじゃないのということで、国民民主に入れた人も多かったでしょうし、それから103万円の壁ということでいうと、ネット戦略なんかもいろいろあったようなんですけれども、若年層が比較的国民民主党を選択をしたという両方の顔がある。なんてあたりが、1番スタンダードな分析なのかなという気はします」壇蜜(パートナー)「もし件の赤旗報道がなければ変わってましたか?」青木「変わったかもしれないですよね。 ところが赤旗にしてみれば、あるいは共産党にしてみると残念なことに、今回の自民党の過半数割れにはかなり赤旗砲の効果が出てたのに、逆に共産党は比例の表をかなり減らして、10議席から8に減ったという辺りはちょっと皮肉なことかもしれないですよね」壇蜜「そうですね。議席が減ったんですもんね」青木「だから今回、自民負け公明も負け、共産・維新も減り、結局勝ったのは、立憲・国民・れいわという結果でしたよね」大竹「いずれにしても国民民主がキャスティングボードを握る形になったと」青木「そういうことでしょうね。そういう意味でいうと、自民党はご存知の通り、非公認だった人を復帰させても過半数には足りないので、どこと組んでいくかってことになる。玉木さんは連立することはないんだと明言してますけれども、  政策によって、あるいは国民民主の訴えていることを入れてくれるのであれば、政策に応じて、どんどんどんどん賛成していきますよということのようなので、事実上の自民公明連立に国民がいろんな形で加わりながら、今後の政権が動いていくという意味で言えば 、大竹さんおっしゃる通り国民民主の存在感は急に高まりますね」壇蜜「影響力も出てきますか?」青木「出てくるんでしょう。当面はね」

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