ジュビロ磐田のボランチ陣が激しいポジション争い!植村洋斗と中村駿の両MFは新監督の期待にどう応えるか
鹿児島キャンプを2月1日に打ち上げたジュビロ磐田は、2日間のオフを挟んで4日、ヤマハ大久保グラウンドで練習を再開しました。ハッチンソン新監督の下、新スタイルを構築している中、激しいポジション争いを繰り広げているのがボランチです。開幕スタメンを狙う植村洋斗と中村駿の両選手に話を伺いました。
MF植村洋斗「ボランチで勝負したい」
-昨季は右サイドバックでプレーしていましたが、今季はボランチで練習に取り組んでいる。
「昨年終わった段階で、ボランチで勝負したいってクラブに伝えました。もちろんチームの戦術で他(のポジション)をやるかもしれないが、自分の中では本職でチャレンジしたいと思っていたので、そこは伝えて今シーズンに取り組んでいます」
-ボランチへのこだわりは。
「ずっとやってきたというのもありますが、そこで自分の良さが出せるかなと思います」
-激しい競争もあります。
「本当にライバルが多いですし、ここで自分がどこまで成長できるのかというところもありますし。ここを勝ち上がっていかないと上にはいけないと思うので、競争にしっかり勝って、今年も活躍できるように頑張りたいなと思います」
-キャンプを終えて、いかがですか。
「最後は試合ができなかった(雷雨で2本目途中で中止。植村選手は出場なし)ので、そこが一番大きかったんですけど。ボランチとしての感覚がやってくうちに徐々に戻ってきていて、今日もすごくいいフィーリングでやりました。
でも、まだまだできることは自分自身あると思うので、そこにしっかり練習から向き合ってやっていければいいなと思います」
-逆に1年通してサイドバックをやった経験は何かに生かされていますか。
「明確に言うのは難しいですけど、まずしっかり1年間戦えたことで、J1の強度だったり、そういったところに自分自身1年間通してやれたってところが間違いなく今のボランチでも生きてます。特に守備のところでは1年間しっかりやれた自信があるんです。それはボランチでも発揮できるのかなと思います」
-ハッチンソン監督のサッカーの中でのボランチの役割は。
「監督のまず求めているところに対してしっかりとチームとして向き合うことが一つですし、その中で自分の良さでもある攻撃で、もっと関わっていかないといけないと思っています。そこは見てほしいなと思います」
-難しさもありますか。
「一番はやっていて楽しいなって思いますけど、難しいなと思うのは視野のところで、サイドバックとボランチでは敵のプレッシャーのかかり方が違いますし、そこの難しさはあるなと思いますけど、そこに徐々に慣れていければ、自分の良さを出せる。しっかり、早く感覚を戻してチームに貢献したいです」
-倍井選手との絡みも楽しみ。
「あんまり期待しないでほしいですけど。本当に大学から仲良かったんで、今年一緒にやれて本当にすごい楽しみですし、プレーのスタイルだったり、イメージっていうのは大学時代から合っていたので。一緒に試合に出て、お互い活躍できるように頑張れればいいなと思います」
MF中村駿・一問一答
-新監督になり、ボランチの役目も変わってくるのでは。
「どれだけジョン(ハッチンソン監督)が目指してるものに近づいているのか分からないですけど、練習試合を三つやって、進歩はしてるとは思います。そこは自信を持っていいかなと思いますけど。まだまだ時間はかかるのかなと思います」
-監督が目指しているサッカーをご自身はどう受け止めたり、どんな印象を持っていますか。
「攻撃的で、やっていても充実感があるので、そこはいいかなと思ってます」
-自分の役目で変わるところはどんなところですか。
「あまり変わらないと思うんですけど、周りがもっと自分のことを見てくれるようにもなりました。サッカーの中で原則がすごくあるので、それに伴って全員がポジションを取らなきゃいけないので、そこはよりボールを触る回数も増えるかなと思いますし、触らないといけないかなと思います」
-昨年はけがに苦しみました。
「今季はフル稼働しないといけないと思っています。体づくりはオフに意識して取り組みました。自分の体を見つめ直すというか、走り方一つでけがする、けがしないことにもつながることを知りました」
-加入2年目でリーダーシップグループ(副主将)に選ばれました。
「多分、ピッチで結構喋る方だと思うので、それに対してみんなが反応してくれたのかなと僕は思ってます」
-他の選手のみなさんは、中村選手は優しい人という印象です。
「見た目というか、多分とっつきにくさはあると思うんですけど。しゃべれば、というところですかね」