出生時間が宿命を左右する?【一番わかりやすい はじめての四柱推命】
生まれた時間が誕生日のパワーを示す
出生時間を表す時柱は重要わからない場合は?
出生時間を重要視する理由は、この世界に誕生したときのパワー(気)が人生に影響を与えるという思想があるからです。生と死の循環には「あの世(陰)」と「この世(陽)」の境を表す、「その世(中庸)」の時空があります。この中庸は陰と陽の橋渡しの役割であり、命を吹き込んで押し出す力もあるのです。たとえ同じ年月日に生まれても、生まれた時間の違いで、より詳しく宿命・運命を読み解けるようになります。
ただ、出生時間を知らなかったり、不明であったりすることはよくあることです。母子手帳がない場合は、両親や親族に記憶をたどってもらいましょう。正確な時間がわからなくても、朝、昼、夕、夜、だいたい何時ぐらいだったという目安があれば占えます。
四柱推命の出生時間は標準時間ではなく、太陽の運行に基づく太陽時間をさしています。季節はもちろん、出生地(距離・緯度経度)も関係します。太陽時間の場合、北海道と沖縄ではプラスマイナス 20 分から 50分の差が出ます。前の干支と次の干支の時間をまたぐ時間(例:14時59分~15時、16時59分~17時など)に生まれた人は、サマータイムや日本国内における主要都市の時差を調べ、計算するのもおすすめです。
出生時間がわからない場 合の見当のつけ方
1.大まかな時間帯から選ぶ
時柱を導くための時間は13区分に分けられるため(書籍53ページ参照)、ある程度の情報(下記のような例)があれば、当てはまる時間帯が確定する。
2.時柱から推測
書籍40ページで解説したように、時柱からはあなたの子どもの傾向や晩年の傾向を読み解くことができる。子どもがいる場合は、子どもの特徴や性格を加味して時間帯を選んでみるのも手。子どもがいない場合で、あなたの年齢が晩年(60歳以降)に入っていれば、自分の晩年運を客観的にみて推測して選んでみると良い。
3.いくつか候補を出して比べる
候補の時間を出して、時柱に干支を加え、八字全体のバランスをみてみる。四柱推命の本質は陰陽・五行のバランスをみることにあるので、時柱に当てはめたときに偏りが出るのか、逆にバランスが良くなるのかをみて直感で選ぶものもあり。
4.1〜3でもわからない場合
時柱なしの三柱推命で読み解く。出生時間がわからなくても「日柱」である程度の傾向はわかるので大丈夫。
【出典】『一番わかりやすい はじめての四柱推命』著:愛新覚羅ゆうはん