伊勢原書店 書籍部門 45年の歴史に幕 8月31日まで
伊勢原書店伊勢原店(桜台1の2の5)が8月31日(土)をもって書籍の取り扱いを終了することがわかった。創業から45年、地元で愛されてきた書店が、またひとつ姿を消すことになる。
伊勢原書店は1979年10月に創業。30年程前にゲームソフト、25年前から携帯電話の取り扱いを開始し、秦野市や相模原市にも店舗を展開してきた。伊勢原店は創業当初から現在の場所で営業を続けており、伊勢原駅南口からすぐという立地もあり、地元の人々に親しまれている。
しかし昨今では、電子図書の普及や経費の高騰などにより書店の経営は年々難しくなっている。同社も時代の波に抗えず、今回伊勢原店での書籍の取り扱いを終了することとなった。併設の携帯電話販売「PCサテライト」は、営業を継続するという。同社の尾谷憲一社長は「秦野店と城山店では書店を継続するので今後も利用してもらえれば。活字文化を守るため、ぜひ紙の本を読んでほしい」と話す。
伊勢原店での書籍販売は8月31日まで。その後は携帯電話販売のみとなる。改装作業のため9月3日(火)は休業。9月に「伊勢原書店PCサテライト伊勢原店」として、リニューアルオープン予定だという。