【倒産情報】タカノセット(新潟県加茂市)が新潟地裁三条支部より破産開始決定
東京商工リサーチ新潟支店によると、ニット製品仕上加工のタカノセット(新潟県加茂市)は5月15日、新潟地裁三条支部より破産開始決定を受けた。なお、破産管財人には中澤泰二郎弁護士(中澤泰二郎法律事務所)が選任された。負債総額は約5,100万円が見込まれる。
1990年1月に設立されたニット製品の仕上加工業者で、地元ニットメーカーを主体に顧客を形成し、2018年12月期頃までは多い時で約7,000万円の売上高を計上していた。
しかし、コロナ禍でニット製品の需要が減退したほか、展示会なども多くが中止となり、顧客となるニットメーカーの売上高が減少していた。この煽りを受け、同社の受注も減少し、2020年12月期の売上高は約4,400万円に落ち込んでいた。
また、灯油を燃料に蒸気を発生させ、加工を行っていたが、燃料価格が高騰し、その分の価格転嫁も進まず、2024年12月期は約1,000万円の赤字計上を強いられたこともあり、資金繰りも限界に達し、今回の事態に至った。
新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは193件目となる。
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