タバコ耕作の歴史、資料で 29日まで 本町公民館
「秦野たばこ資料展」が9月29日(日)まで、秦野市立本町公民館1階ロビー(入船町12の2)で行われている。
かつて秦野で盛んだったタバコ耕作。1707年(宝永4年)の富士山噴火による火山灰の被害でやせてしまった土地でも栽培が可能だったのがタバコで、1984年(昭和59年)に耕作が終了するまで約300年にわたり、秦野の産業と経済の発展を支えてきた。
「秦野たばこ祭」はタバコ耕作者の慰労を目的に始まったもので、現在は秦野の歴史を後世に伝える祭りとして、名称を残して行われている。
同展はこの「秦野たばこ祭」の開催にあわせて実施。秦野とタバコ耕作の歴史が写真や資料などのパネルで紹介されているほか、秦野地方で栽培されていたタバコ”秦野葉”の作り方を写真で掲載している。
また、民営時代の刻みたばこの包み紙やたばこ入れ、たばこ祭のパレードで使われた「秦野煙草音頭」の浴衣・記念マッチのデザインなども見ることができる。
時間は午前9時から午後5時まで。入場無料。
問い合わせは市生涯学習課文化財・市史担当【電話】0463・87・9581へ。