ドッジボールチーム土竜島 全国の舞台で初優勝 随所で勝負強さ光る
第34回春の全国小学生ドッジボール選手権が3月30日に福岡県で行われ、青葉区を拠点とするドッジボールチーム「土竜島」が優勝を果たした。設立19年目にして初の快挙。
試合当日は全国から全48チームが集結。4チームごとに分かれ、予選リーグを争った。その後、勝ち抜いた上位2チームが決勝トーナメントで対戦。土竜島は予選を2位で通過した。
トーナメント(1セット5分制)では、1回戦で8―7、2回戦で6―5、3回戦で8―4と危うい場面はあったものの、無事に勝利を飾った。準決勝(以降:3セット5分制)では1セット目を先取され、窮地に立たされたが、その後2セットを連取して勝負強さを見せつけた。
決勝ではIKARUGAオールウィン=奈良県=と対戦。1―1ともつれ込んだ最終セットは土竜島が相手を全滅させ、幕を閉じた。
試合を終えた原田洋之監督は「6年生の代は元々、全国優勝が目標だった。有言実行できたことを一人ひとりに誇ってほしい」と話していた。元キャプテンの山口雄志さんは「試合に集中していたら、気付けば優勝していた。練習が大変でやめたくなることもあったが、続けてきてよかった」とうれしさをにじませた。
同チームは2024年度、公式大会に31回出場。優勝22回、準優勝3回、3位4回で、全276試合のうち237勝を挙げ、勝率86%と華々しい戦績を残している。
次世代に思いつなぐ
4月2日には、引退する選手に向け「6年生を祝う会」が行われた。原田監督をはじめとする指導陣からチームを卒業する8人にエールが送られた他、寄せ書きの贈呈や1年を振り返るビデオの観賞、次期キャプテンの発表などが実施された。