『白石加代子「百物語」シリーズ 』がファイナルへ 白石加代子、プロデューサーよりコメントが到着
2024年10月12日(土)シアター1010東京(北千住)公演を皮切りに、『白石加代子「百物語」シリーズ アンコール公演第五弾』が上演される。この度、公演のプロデューサー笹部博司氏と白石加代子のコメントが届いた。
1992年から32年間行われた『白石加代子 百物語シリーズ』は紫綬勲章(春の叙勲)、旭日小綬章を受賞した、白石加代子の代表作。明治から現代の日本の作家の小説を中心に、「恐怖」というキーワードで選び、それを白石加代子が朗読するという形で出発した。幻想文学の傑作作品から、現代作家の人気作品までの幅広いレパートリーと白石加代子の朗読という枠を超えた立体的な語りと動きの上演で人気を博している。
2014年秋、泉鏡花『天守物語』をもって、「百物語」全99話を語り終えた後再演の声が多かった演目のアンコール公演を行ってきたが、いよいよ本年開催の第五弾を持ってすべての百物語公演のファイナルを迎える。
第五弾で上演されるのは、阿刀田高『干魚と漏電』と高橋克彦『遠い記憶』の二本。多くのファンを魅了してきた『白石加代子 百物語』ファイナル公演を見逃さないでおこう。
プロデューサー笹部博司氏 白石加代子「百物語」公演ファイナルについて
白石加代子「百物語」公演は今回でおしまいです。
白石加代子の「百物語」は、1992年6月岩波ホール発で始まり、2014年秋、泉鏡花『天守物語』をもって「百物語」、全99話を語り終え、その後アンコール公演という形で公演を続けてきました。
今年の10月から11月にかけて上演する、阿刀田高『干魚と漏電』、高橋克彦『遠い記憶』はアンコール公演第五弾です。
そして、白石加代子にはこう提案しました。
「百物語は、今回の第五弾で終活させたい。そしてこれからは、新たな白石加代子を目指したい」
ということで、「百物語」は今回の第五弾でアンコール公演の見納めとなります。
まだご覧になっていない方は、この機会を逃さず、足をお運びください。
去年『大誘拐』という舞台をやりました。共演が中山優馬、風間杜夫、柴田理恵、白石は誘拐されるおばあさん、百億円という途方もない身代金で、日本中を大騒ぎにするという、再演希望の多い楽しい舞台でした。
そしてニュー白石の第一弾、何が出て来るか、楽しみにしていて下さい。
80を過ぎても、白石は過激で楽しい舞台にどんどん挑戦します。お楽しみに!。
白石加代子 コメント
これからニュー白石なんて言われると、どうしましょうと思ってしまいます。
『源氏物語』や『雨月物語』といった古典の名作も好きですが、
お客様に楽しんでいただけるものが、お客さんが元気なっていただけるものが、いいですね。
長い間のご支援有難うございました。
最後になる「百物語」アンコール公演第五弾、どうぞ劇場にお運びいただければと思います。