「パリ五輪の経験を静岡の子どもたちに」柔道メダル獲得の橋本壮市(浜松市出身)が必殺技“橋本スペシャル”を伝授
SBSテレビ「みなスポ」に、パリ五輪の柔道男子73キロ級で銅メダル、混合団体で銀メダルを獲得した橋本壮市選手(浜松市出身)をお招きしました!スタジオに用意した畳の上で得意技「橋本スペシャル」を“伝授”してもらいました!
ーパリから戻り、静岡を楽しんでいますか。
「今はありがたいことに、バタバタさせてもらっています(笑)」
ー自身初のオリンピック。いかがでしたか。
「金メダルを見てずっとやってきたので悔しさはありますが、地元静岡にメダルを持ち帰ることができたので、そこはうれしいと思っています」
ー東京五輪の出場を逃した後、一時は引退も考えたそうですね。
「年齢的にも引退の文字はよぎりました。それでもいろんな人の支えがあったので、もう一度頑張ることができました」
ーあきらめなかったことが、日本柔道史上最年長32歳でのメダル獲得につながったんですよね。
「自分としっかり向き合って、妥協せずに覚悟を決めてやってきたので、その結果だと思います」
橋本スペシャルとは
ー橋本選手といえば、橋本スペシャル(袖釣込腰)。どうしてこの技にいきついたのですか。
「いろいろなルール改正があって、その中で最終的にこの技に。元々、担ぎ技が得意だったので」
ー橋本スペシャルとは、あらためてどんな技なのですか。
「本来の『袖釣込腰』とは違い、僕の技は両手ではなく、相手の片手だけを持ちます。片手を持って、担いで、背中の上に乗ったらコントロールしてそのまま投げます」
ー片手だけで、軽々と持ち上がるものなんですか。
「はい。相手の力を利用して。海外の選手は僕に片手を持たせてくれないので、いろんな駆け引きをして仕掛けます」
ー橋本スペシャルの名前の由来は?
「僕が考えたわけではないので…(笑)周りが考えてくれて、気づいたら橋本スペシャルになっていました」
ーこれからの柔道人生は?
「まだ今後についてはしっかり決まっていませんが、五輪で経験したことを静岡の子どもたちに伝えていきたいと思っています」