大山阿夫利神社 幽玄へと誘う火祭薪能 9月10日㈫から受付
大山の秋の風物詩「大山火祭薪能」が10月1日(火)と2日(水)、大山阿夫利神社(目黒仁宮司)社務局境内能楽殿で開催される。主催は大山火祭薪能実行委員会・一般社団法人伊勢原市観光協会。大山の自然を背景に、かがり火が照らし出す幽玄の世界へと誘う。
大山能狂言は江戸元禄期に誕生し、300年以上の歴史を誇る神事芸能。戦争により一時期途絶えたが、関係者の尽力により1981(昭和56)年、大山阿夫利神社の火祭薪能として再興、現在は市の重要文化財に指定されている。
時間は両日ともに午後3時30分開場、4時30分開演。小雨決行、荒天の場合は中止となる。
初日の演目は、能「井筒」、観世清和氏、狂言「呼声」、人間国宝の山本東次郎氏が出演。2日目は能「融」を観世三郎太氏、上田公威氏、狂言「柿山伏」を山本泰太郎氏が演じる。
また、大山能狂言親子教室に参加し、6月から
観世流能楽師で重要無形文化財総合指定保持者である松木千俊氏の指導を受けてきた子どもたちの練習の成果が、大山の晴れの舞台で披露される。
対象は中学生以上で、定員は各日700人(申込順)。全席指定で料金はS席5500円、A席4000円、いずれも解説パンフレット付き。チケットは9月10日(火)の午前9時から電話で受け付ける。受け付けは午後4時まで。
申し込みは大山火祭薪能実行委員会(大山阿夫利神社社務局内)【電話】0463・95・2006へ。