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通い慣れた釣り場でのシーバスゲームで完全ボウズ【千葉・村田川】不発の3つの要因とは?

TSURINEWS

いつもの橋脚下(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

釣りに行けば必ず釣れるわけではない。これは自然相手なのだから仕方がないが、この「釣れないとき」こそが、実は最も重要だったりする。この記事は、いつものように魚(シーバス)が釣れて見応えのあるものとは違う。魚がなぜ釣れなかったかを予想して、次へと繋げる記事である。

村田川でシーバス狙い

まず始めに、この釣行では魚は1匹も釣れなかった。まずは、この日の釣行について書いていこう。

3/26(中潮)日の暮れかかる夕方から千葉の村田川へシーバスを狙って釣行した。いつもの中流域の橋脚下から、本日は上流へ釣り歩く予定だ。水色はクリアで、見たところベイトは全くいない。嫌な予感しかしないが、とりあえずバイブレーション(8g)からスタート。早巻きで、上の層からボトム(底)まで細かく探ったが何もなく、ここで1時間くらいやって移動した。

次にJRの高架下へやってきたが、ここでも魚の活性は低く、生き物がまるでいない。

JR高架下のポイント(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

すぐに見切って、すぐ近くのやや大きな橋脚周辺を探る。日陰(シェード)を狙うが、ボイルがごくたまにおこるくらいで、もちろん釣れない。そして最後に1番可能性のある県道下の橋脚周りに入ったが、潮が引いて障害物が露出して釣りにくい。完全に入る時間を間違えた。

シェード狙いも不発(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

こうして主なポイントを4ヵ所も回ったが、完全に空回りしてしまった。ちなみにルアーも、バイブレーションからワームまで全て試したが、ただ疲れただけであった。

なぜ釣れなかったか

さて、簡単だが一通り釣行記を見てもらえたと思うが、この日の釣りでは魚を1匹も釣ることができなかった。だが、それでいいわけじゃない。釣れなかった考察をしてみよう。

ベイトなし

まずはこれだ。いつもは大量にいるベイト(ハク)がこの日は全くいなかった。正確にはいるにはいたが、数匹確認できる程度で、ほぼいない。これが1番の誤算だった。

ベイトはどこへいったのか?(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

前回の釣行ではベイトも多く、アタリもかなりあった。だが、この日はどうしたことかさっぱりだ。こんなときこそベイトの動きに注意し、慎重な釣りをしていれば釣れていたかもしれない。

クリアウォーター

これも大きな要因だと考える。千葉県では前々日に雨やヒョウがそれなりに降ったが、その影響は取れ、水はかなり澄んでいて風もない。そのため足元から水中を見ると、底まではっきりわかるような水色だ。

日中でも釣れるはずだが…… (提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

ベイトがいないのと同時に、この濁りが取れたのも痛い。この季節は、気温は20℃近くになってもまだ水温が安定しない。雨も振らず風も吹かないとなると、限りなくクリアで、シーバスの警戒心も高まってしまう。それがわかっていたなら、魚に見切らせないような釣りを考えるべきだった。

場所の選定

今回上流へと釣り歩き、橋脚下を中心に4カ所もポイントを回ったが、全く反応はなかった。潮が引くタイミングで流れが出始めたが、どこへ入っても釣れそうで釣れない。

色々なルアーを使った(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

そうこうしているうちに移動に時間を取られ、浅くなりすぎて釣りができなくなった。もっと状況の変化に対応してポイントを回るべきだった。あるいはここだと絞りこんで、粘っても良かった。

釣れない原因とは

このように釣りを終えてから考えると、なぜ釣れないかがわかってきた。その原因は「複数ある」ということだ。今回の釣りは、ベイト、濁り、場所の選定など、いくつかある釣れない原因に対処できなかった。それが釣果ゼロに繋がったと考える。

いよいよ春本番(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

アングラーの力量の問題もあるが、判断材料が多いと、1つ違った釣りをするだけでチグハグになってしまう。これをわかってもらえたと思う。

原因はもっとある

さて、アタリすらなく終わってしまった今回の釣りだが、もちろん釣れない原因は先に上げた3つだけではない。ルアーの選択や釣り方など、もっと複雑な原因が必ずある。あらためてシーバスフィッシングは難しいと実感した釣行であった。

ポテンシャルはある(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

しかし、こんなときに釣ってこそアングラーとしてのウデが上がるのだが、まだまだのようだ。次回の釣りは今回の考察を生かし、「魚が釣れた」いつもの釣行記をお届けしたいものだ。

<宮坂剛志/TSURINEWSライター>

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