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フルカラーとリタッチカラーの違いを解説!髪色を長持ちさせるコツも

チイコミ!

フルカラーとリタッチカラーの違いを解説!髪色を長持ちさせるコツも

美容室へ行ってヘアカラーを変えると、印象が大きく変わって、気分も上がるもの。でも、カラーを繰り返すと髪のダメージが心配だし、お金もかかる…とお悩みの方も多いと思います。

髪のダメージや費用を抑えながら素敵な髪色をキープするには、どうしたらよいのでしょう。フルカラーとリタッチカラーのうまい使い分けや、髪色を長持ちさせるヘアケアの方法について解説します。

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フルカラーとリタッチカラーはどう違うの?

まずは、ヘアカラーをするときの2つの方法、フルカラーとリタッチカラーについて説明します。 カラーのきれいな状態を維持するためには、髪の状態に合わせて両方を使い分けるといいですよ。

フルカラー

フルカラーとは、根元から毛先まで、髪の毛全体を染めることです。髪色をチェンジしたい!という場合は、基本的にフルカラーで染めることになります。

色相・明度・彩度の組み合わせ次第で、ヘアカラーはさまざまな表現ができます。より一層深みを出したり、ニュアンスを加えたい場合は、ハイライトカラーなどをプラスすることもできます。

美容室でフルカラーをする場合、ロングヘアはプラス料金となるサロンもあるので事前に確認しておきましょう。

リタッチカラー

リタッチカラーとは、髪の根元だけを染めることです。フルカラーをした後で、髪の伸びてしまった部分だけ、色を合わせて染め直すメンテナンスの手法です。

髪の毛は、1ヶ月で1cmほど伸びます。明るい髪色にしていると、根元から黒い地毛が伸びてきてしまいますよね。また、白髪染めをしている場合も、根元だけ白髪が白く光って気になってくると思います。そういった状態を解決してくれるのが、根元だけ染め直せるリタッチカラーということです。

美容室でリタッチカラーをする場合、リタッチは根元何cmまで、と決められていることもあります。伸びてきた髪をあまり長く放っておくと、リタッチでは対応できない場合もあるので気をつけましょう。

フルカラーとリタッチカラーどちらにするか迷うときは

それでは、フルカラーとリタッチカラーは、どのように使い分けたらいいのでしょう。

まず、大前提として、初めてカラーをするときや、大きく髪色をチェンジしたいときはフルカラーを選びましょう。問題は、その後、時間が経ってメンテナンスが必要になったときです。

色を変えないならずっとリタッチカラーで繋いでいけるかというと、そういうわけではありません。一度染めた部分も、髪に入れたカラーはだんだん色落ちしてしまうからです。そのため髪の状態に合わせて、フルカラーとリタッチカラー、どちらでメンテナンスするか選ぶ必要があります。

フルカラーとリタッチカラー、それぞれのメリット・デメリットをまとめてみます。

フルカラーのメリット・デメリット

■フルカラーのメリット

・根元から毛先まで、髪全体がきれいに均一に染まる。 ・髪色を変えることもできるので、簡単にイメージチェンジができる。 ・色落ちしてしまった毛先まで、きれいに染まってツヤを取り戻せる。

■フルカラーのデメリット

・何度もフルカラーを繰り返していると、髪の毛のダメージが進行する。 ・リタッチカラーと比べて、料金が高いことが多い(ロングヘアはプラス料金の場合も)。 ・髪全体に薬剤を塗布する分、施術時間が長い。

以上がフルカラーの特徴です。時間や費用による制約が特になければ、美容師さんに相談してみるのが一番です。フルカラーをするべきか、リタッチカラーをするべきか、髪の状態を見て判断してもらえるでしょう。

リタッチカラーのメリット・デメリット

■リタッチカラーのメリット

・今の髪色が気に入っている場合は、そのままの髪色をキープできる。 ・根元だけに薬剤を塗ればよいため、髪の毛全体のダメージを軽減できる。 ・フルカラーと比べて、料金が安く設定されていることが多い。 ・薬剤を根元だけに塗布するので、施術時間が短くて済む。

■リタッチカラーのデメリット

・根元のみ染めるため、前に染めた部分の色落ちは修正できない。 ・今の髪色に合わせるため、全体のイメージを変えることはできない。 ・根元と毛先で色味が合わなくなる可能性がある。 ・彩度の高い、とても明るいカラーにはやや不向き。

色落ちが進行してムラになっている場合などは、フルカラーでメンテナンスをする必要があります。時間や費用による制約が特になければ、担当の美容師さんに相談してみましょう。フルカラーかリタッチカラー、どちらが適しているか、髪の状態に合った方を勧めてもらえるでしょう。

お気に入りの髪色を長持ちさせるコツ

美容室ではいい仕上がりのヘアカラーだったのに、あっという間に色落ちしてしまった経験はありませんか? 実は、カラーのもちには日常的なヘアケアが深く関わっています。

ヘアカラーは、アルカリ性の薬剤を使って一度キューティクルを開き、中に染料を閉じ込める仕組みです。キューティクルがしっかり閉じていればカラーは長くとどまり、きれいな状態がキープできます。一方で、キューティクルが損傷して剥がれたりめくれたりすると、染料もどんどん逃げ出してしまうのです。

つまり、お気に入りの髪色を長持ちさせるためには、髪にダメージを与えないことが大切ということです。髪にダメージを与えないために気をつけるべきポイントをいくつかご紹介します。

濡らした後はすぐに乾かす

髪の毛は濡れているときに膨張して、自然にキューティクルが開く性質を持っています。キューティクルが開いていると髪の内部組織(コルテックス)が流れ出しやすく、水分も逃げていきます。さらに、ダメージを受けやすい状態になっているので、ちょっとした摩擦でもキューティクルが損傷してしまうのです。

そのため、髪を濡らした後は、すぐに乾かすことが重要です。ドライヤーの熱がヘアダメージになると思って自然乾燥をしてしまう人がいますが、それは間違い。濡れた髪は、優しくしっかりとタオルドライしてから、すぐにドライヤーで乾かすのが正しいヘアケアの方法です。濡れた髪はダメージに弱いので、ガシガシと強く拭くのもやめましょう。

最後にアウトバストリートメントやヘアオイルを使って髪をコーティングしてあげると、効果的にダメージが予防できます。

アイロンは高熱にしすぎない

髪のダメージを避けるためには、アイロンを高熱にしすぎないようにしましょう。髪の毛は熱によってダメージを受けるため、高熱のアイロンを頻繁に使用するとダメージが進行します。ただし、設定温度は低くても、何度も何度も繰り返しあてるのは余計に髪にダメージを与えてしまいます。ちょうどいい温度で、サッとスタイリングを完了させるのがコツです。

アイロンの適切な設定温度は140〜180度くらいです。一般的に、太くて硬い髪質の場合は高めの温度、細くて柔らかい髪質の場合は低めの温度がおすすめです。自分の髪がどれくらいの温度でクセがつくのか、意識的に試してみるとよいでしょう。

また、濡れた髪にアイロンやコテを使うのは厳禁です。濡れた髪に高熱を加えると、一発で大ダメージを受けてしまいます。乾いた髪に、ヘアアイロン専用のスタイリングウォーターをつけてからアイロンを使うとダメージが軽減できます。

カラーシャンプーで洗う

きれいな色味を長続きさせたいときには、カラーシャンプーを使うのもおすすめです。カラーシャンプーは、髪の毛に色素を補給してくれる効果を持っています。どんどん染料が抜けていくところに、新たに色素を足していけるので長くヘアカラーがもつのです。

主に紫・ピンク・ブラウン・シルバーなどの色があり、ヘアカラーに合わせて選びます。たとえば紫色のカラーシャンプーを使えば、退色した髪の黄色みが抑えられます。落ちやすい色でもきれいに長持ちさせることができ、また、色味の変化を楽しむこともできます。

まとめ

きれいなヘアカラーをキープするためには、こまめなメンテナンスが必要です。せっかく素敵なカラーにしてもらっても、パサパサ・ボサボサ・すぐに色落ちしてしまっては台なしですよね。ダメージはカラーの天敵なので、日ごろから丁寧なケアを心がけましょう。

カラーをしっかり楽しむためには、こまめに美容室に通って、カラーのメンテナンスをしてもらいましょう。1.5ヶ月前後を目安に、フルカラーとリタッチカラーを交互にしてもらうのがおすすめです。カラーは髪へのダメージが大きいので、合わせてトリートメントもしてもらえば完璧です。

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