【たまごっちブーム再来】サーバーダウンするほど大人気のリメイク版を争奪戦で入手 → 初期と比較したら進化しまくってて驚きを隠せない
2004年、友達と赤外線通信で遊べる画期的なデジタルペット「祝ケータイかいツー!たまごっちプラス」、通称「ケーたま」が世に送り出された。そしてなんと今年、そんな「ケーたま」が20周年を迎えたらしい!
これを記念して、リバイバル版の「Tamagotchi Connection」、通称「たまコネ」が登場。名前がちょっとややこしい気もするけど、まぁ細かいことは気にせず、懐かしさとワクワクを味わおうじゃないか!
・当時人気だったカラーを令和風にリメイク
まず注目すべきは、そのデザイン。当時人気だったカラーリングを、令和らしいアレンジで見事にリメイクされているんだとか。第一弾は2024年8月3日に発売、そして待望の第二弾が2024年11月23日に登場した。
どのデザインもめちゃめちゃ可愛いのだが、発売前からすでに世間はたまごっち狂騒曲に突入していた……。
・先行予約、地獄の様相
なぜなら発売前の先行予約は、コジマやビックカメラのサーバーが落ちるほどのアクセス集中。
転売ヤーたちが暗躍し、予約価格は正規価格の3倍以上に高騰。案の定SNSは炎上するという地獄絵図が繰り広げられたのだ。
予約戦争に敗れたたまごっちファンが泣き崩れる中、奇跡的に私はお目当てのカラーをAmazonにて正規価格で予約することに成功した。
これで今年の運をすべて使い切ってしまった気がするが、残すところあと少しなので良しとしよう。
・なつかしい! かわいい!!
そんな地獄をくぐり抜けて私の元に届いたのは、なんともポップなパッケージに包まれた「たまコネ」のおれんじじゅーす。
写真で見るよりも実物のほうがキラキラしていて、めっちゃ可愛い!! 女児(36)心をくすぐられるデザインだ。
パッケージによると、ミニゲームはなんと10種類以上も搭載されているらしい。初期のたまごっちは「あっちむいてホイ」の1種類だけだったのに……20年前からそんなに進化していたとは! と驚きつつも、絶縁体シートを引っこ抜き、いよいよ育成スタート!
初期のたまごっちと同じく最初は卵から始まり、1分ほどで孵化し我が子が誕生した。
初期のたまごっちは「ピプーピプー!」という単調な呼び出し音だったが、たまコネでは「ピプートゥルンッ↑!」と、まるでメロディーのような響きに進化している。なんとも新鮮だ。
さらにはなんと自分の名前とたまごっちの名前もつける仕様になっている。私がたまごっちを楽しんでいた時代にはなかったシステムなので、20年前のリバイバルといえど時代の進化に驚いたのは言うまでもない。
そして「ぐりまる」と名前を付けた我が子との生活が始まった。
・「ぐりまる」なんと生まれて1時間で反抗期を迎える
たまごっちの成長段階は幼児期 → 反抗期 → 思春期 → 産卵期 → 老後の5段階あるとのこと。なんとたったの1時間で幼児期から反抗期を迎え、さらに1日で思春期を迎えるのだ。
あまりの成長スピードだったので写真を撮り損ねたりしつつも、立派なたまごっちに育ってもらうべく愛情を注ぐ。
そうして「ぐりまる」が進化を遂げたのは「ぴょんこっち」。思春期の頃と比較するとポケモンもびっくりな大胆なフォルム変化である。お前ペリカンみたいな姿だったじゃん……羽根はどこにいってしまったんや。
でも可愛いから許そう。
そしてこれも初期にはなかった機能なのだが、産卵期になると画面の近くまで来てファンサ(?)をしてくれるようになる。こいつ……自分が可愛いってことわかってやがるな。
・「ぐりまる」お見合い後10秒でお子が誕生する
産卵期から数日経過すると、なんとおばあちゃんたまごっちの「おトキっち」がお見合い相手を連れてくるようになる。お見合いをすると、挨拶をしたあと大胆にもチューをし、祝福の花火が上がった直後に子供が誕生する。
この間、わずか10秒程度。
私ですら36年間、結婚も子供を産む経験をしていないにも関わらず、たったの10秒でそれらを全てやってのける たまごっち。生命体として優秀すぎるやろ。
・別れは突然訪れる
お子が生まれてからは、数日お子と生活をしていた「ぐりまる」だったが、なんと数日後にお子だけ残して姿を消してしまった。
公式によると、親はたまごっち星に帰っていったという設定のようだ。
「ぐりまる」がいなくて悲しむお子……。
ようし任せろ、お前を立派なたまごっちに育ててやるからな!!
「ぐりまる」から託された小さき命、母ちゃん命に代えても守り抜くからね!!!!!!!!! そう強く心に誓った次の瞬間……
ピーーーーーーーーーーー!
オイオイオイ……!
まじかよ。ここに来て電池切れ!?
我が子に託されたお子を育てるという重要任務があったのに、ここで子孫繁栄が打ち切りになるのはそりゃないぜ……と途方に暮れながらも電池交換をしてみると……
うおおおぉぉおぉおおおお!
まさかの「ろーど」機能搭載!!
すごい! これも初期にはなかった機能だと思われる。電池切れによる別れほど悲しいものはないため、これは本当にありがたい。
・奇跡的に代を継ぐことができた。
こうして2代目「ぐりまる」も愛情を注いだ末、「みみっち」に進化したのであった。
その後も私のたまごっちは順調に世代交代を重ね、現在は三代目にまで至っている。
それにしても、やっぱりたまごっちはただのゲームじゃない。世話をしながら、心のどこかで「生き物を育てている感覚」を感じさせてくれる、唯一無二の存在だ。20年経っても色褪せない魅力にすっかり虜(とりこ)だ。
今後も我が一族の繁栄に力を入れていきたい所存である。
参考リンク:たまごっち
執筆:大島あさ未
Photo:RocketNews24.