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<小学生のヘアカラー>「私も髪を染めたい」と言い出した娘。「ダメなものはダメ」じゃ、伝わらない?

ママスタセレクト

かつては大人のものだったおしゃれが、最近はどんどん低年齢化しているようです。大人とそっくりなデザインの洋服を着た子や、メイクをした子を見かけることも珍しくありません。子どもだって「かわいくなりたい」「カッコよくなりたい」と願うのは、自然なことかもしれません。

染髪している子が多い転校先に、わが子が影響され……

では、子どもが髪を染めることはどうでしょう? ママスタコミュニティに相談がありました。

『転勤族なんだけど、今住んでいるのが髪を染めている子が多い地域で、うちの子たちも「私も染めたい!」と言い出した。「ダメ!」」と言うと「なんで?」。うっかり染めている子に対してマイナス発言をしてしまいそうで悩み、「ダメなものはダメ」と答えてしまった。どう答えればよかった?』

お子さんたちはどうやら小学生。引っ越してきた学区は髪を染めた子だけでなく虫歯の子も多いのだとか。「赤ちゃんの頃から虫歯には気を遣ってきたので、衝撃を受けた」といいます。これまで住んでいた地域との違いに戸惑う投稿者さん。ただ学級崩壊などのトラブルもなく、お子さんたちも平和で楽しい学校生活を送っているのだとか。

『スーパーに金髪の男児がいたよ。お姉ちゃんらしき子も、赤のインナーカラーを入れていた。どっちも小学生。私なら「周りから関わりたくない子と思われるから、やめておきな」と言うかな』

やはり地域差はあるのでしょうか。寄せられたコメントのなかにはこうした報告に加え、「うちも学年に数人いる」「金髪やメッシュとか、個性的な髪型の子が多い地域もあるよね」といったものもありました。もちろん「うちの学校はみんな地色だよ」という声もあります。

『わが子は小学2年生だけど、クラスに今3人いる。そのうちのひとりは全部ピンク。衝撃的だった』

ヘアケアを頑張らなくても、そのままでもきれいな小学生の髪。”天使の輪”が浮かび上がっている子も多く見かけます。ママとしては「染めるなんてもったいない!」としか思えません。

髪を染めた子どもによい印象のないママたち。一方、子どもは?

先ほどのコメントにも「関わりたくない子」という言葉がありましたが、ママたちの本音はそうかもしれません。今は一般的になったヘアカラーですが、かつては髪を染めるのは特別なことという印象がありました。80年代を舞台にしたヤンキードラマに登場する、不良のようなイメージです。仮に校則に反していないとしても、今でも髪を染める高校生には奔放な印象がつきまといます。高校生でさえそうなのですから、それが小学生となると……? 染めるのは親の趣味かもしれませんが、子ども本人の希望であってもそれを許す「親の常識がズレている」という厳しいコメントもあります。 とはいえ「イメージが悪いからダメ」と子どもに言ったところで、そんな曖昧な表現では伝わりにくいかもしれません。「髪を染めるのは悪い子がすること」などと伝えては、投稿者さんが心配するようにお友達の悪口になってしまいます。「ミックスルーツや病気などの事情がある子もいるよね」という声もあります。髪を染めている子どもが一概によくないともいえません。

『ドラッグストアの髪染め剤を売っているところで、親子がそういう会話をしていた。「私もママみたいに染めたい!」「ダメ!」「なんで? ママはしているのに」「大人はいいの!」って』

髪色を自由に楽しんでいる大人がいることも、子どもが矛盾を感じるであろう理由です。

『夏休み明けは染めている子が急増していた。案の定、うちの子も「染めたい」と言い出したよ』

先入観のない子どもは髪を染めること=おしゃれ、としか考えないのでしょう。

リスクを伝えて納得を引き出そう。染めなくてもおしゃれはできる

ではわが子が「染めたい」と言い出したら、どんなふうに答えれば納得させられるでしょうか。

『「あなたは皮膚が弱いから、頭皮がかぶれやすい。だからダメ」って言えば? 嘘も方便だよ』

もっとも多かったのは、こうしたアドバイスでした。厚生労働省が発表している「毛染めによる皮膚障害」のなかでも、低年齢のうちに毛染めを繰り返すとアレルギーになるリスクがあることが報告されています。よりわかりやすく「子どものうちは頭皮が痛くなるからダメ」「髪が抜けたら困るよね?」などと伝えると教えてくれたママもいました。「だから、大人になってからやればいい」。多くはこれで納得してくれそうです。

『小学生が髪を染めてるとよい印象を与えないから、周りの対応が悪くなる可能性があることを伝える。「あの子とは仲よくしないでおこう」と思われても平気ならいいよ、と、うちは言っている』

髪を染めた場合の印象についてのリスクを説くという声もありました。高学年であれば理解してくれる子もいそうです。 髪を染めれば「しっかりした子」という印象が薄れるでしょうし、何より目立ちます。そのため悪い大人に声をかけられたり、犯罪に巻き込まれる可能性も増えそうです。多少大げさにはなりますが、「あなたを危ない目に遭わせたくないから」と伝えてみてはどうでしょうか。

『うちも反対だったけど本人の希望が強かったから「お年玉で美容院代を払う。夏休みに毛先だけ。2学期が始まる前にカラー部分をカット」を条件に、お友達と一緒に試した。トラブルもなく、本人は一度染めたことで満足したみたい』

本人のおしゃれ心を尊重して、条件付きで許可したママもいました。毛先だけなら頭皮が傷む心配も少ないでしょうし、夏休み限定なら学校で悪目立ちもしません。 他にも「100円ショップでカラーエクステも売っている。休日にそれでアレンジしてあげたら?」「洗髪すれば落ちるカラースプレーもあるよ」など、子どもの希望をかなえるための代案を教えてくれた人も。頭ごなしに「ダメ」と言うだけでなくどんなリスクがあるのかを伝えて、「ここまでならOK」というラインを提案できると理想的ですね。


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