看護の現場を学ぶ 三思会で一日体験
社会医療法人社団三思会・東名厚木病院(野村直樹理事長/厚木市船子)で8月8日・9日の2日間、県内の高校2・3年生を対象に「一日看護体験」を開催した。
同院では見学や体験を通して、看護師の役割や病院の機能を知ってもらおうと、「看護の日」イベントの一環として、20年以上前から毎年夏に看護体験を実施している。
2日間で市内外の30人が参加した。同院の仮設研修センターを使い、看護師の仕事紹介をはじめ、班ごとに分かれての衛生的手洗い、個人防護具の着脱、車椅子体験、血圧測定、点滴体験、聴診器体験などを体験。参加者は現役の看護師に指示のもと、楽しみながら看護師の仕事について学んだ。
参加した厚木西高校の小椋来愛(くれあ)さんは「実際に働いている人の現場でのことや様子を聞いてみて、やっぱり看護師になりたいなと思いました」と話す。また看護体験では同院の概要説明、県内5校の看護学校の紹介もあり、同院では「看護体験を通して『看護師になりたい』と決心した参加者もいました。将来の看護師に期待しています」と話した。