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妙高高原地域の大規模リゾート開発で官民協議会が初会合 2028年12月ホテルや商業施設開業予定

上越タウンジャーナル

外資系不動産投資ファンドのペイシャンス・キャピタル・グループ(PCG)が新潟県妙高市の妙高高原地域で計画している大規模リゾート開発に関連し、2025年7月15日、PCGや行政、地元関係者による官民協議会の第1回会合が、同市田口の妙高高原メッセで開かれた。拠点を置くシンガポールからオンラインで参加したPCGのケン・チャンCEO(最高経営責任者)は「地域の皆様と協力し、開発を地域創生として貢献していきたい」と述べた。

《画像:妙高高原メッセで開かれた協議会の第1回会合》

PCGによるリゾート大規模開発は、妙高高原地域や隣接する長野県の野尻湖、斑尾高原などの約300haにおよぶ。全体投資額は約2000億円規模とされ、段階的に開発を進める構想だ。

設置された「妙高杉ノ原マウンテンリゾート開発計画連携地域活性化協議会」(事務局:新潟県)はPCGと県、上越地域3市、佐渡市のほか金融機関や公共交通、観光関連など11の関係機関で構成する。「交通・観光」「地域整備」「県産品活用促進」「移住定住促進」の4部会があり、関係者で連携して情報共有を図り、地域経済の活性化につながるリゾート開発を目指す。

《画像:開発計画が進む妙高杉ノ原スキー場(妙高ツーリズムマネジメント提供)》

会議ではPCG側が、同社が所有する同市杉野沢の妙高杉ノ原スキー場敷地での第1期計画について説明。同スキー場の駐車場にホテル2棟と商業施設、スキーセンターを建設し、2028年12月のオープン予定とした。2棟のホテルのうち、核となる1棟(延べ床面積2万7000平方m)は、国際的に最高級の「五つ星」ホテルのレジデンス(住宅)付きで、もう1棟(延べ床面積1万3000平方m)も含め、8月中のホテル側との合意を目指して交渉を進めているという。第1期計画の投資額は約700億円で、9月以降にホテルブランドなど詳細な計画を発表予定。

また第2期計画では駐車場にさらにホテル2棟を建設し、2034年12月のオープンを予定している。

《画像:妙高杉ノ原マウンテンリゾート開発事業計画(協議会資料より)》

ケン・チャンCEOは「計画が固まれば皆さんと情報共有していきたい。2028年に向けて開発が進んでいくので、一緒に手を合わせて開発を成功させていきたい」と語った。

《画像:オンラインで参加したケン・チャンCEO》

会議終了後、PCGの入江大日本副代表は「地元の協力が必要で、われわれの計画や目指すものを代表のケン・チャンからメッセージを発して不安感を払拭し、観光目的地となるようご尽力いただけるようにしたい」と話した。

Patience Capital Group( https://patiencecapital.group/ )

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