春を告げる緑のカーテン 葉山・真名瀬漁港で
葉山町の真名瀬漁港で春の風物詩、ワカメ干しが始まっている=写真。撮影した3月10日は初日。3月終わりごろまで晴れた日に行われるという。朝、収穫して茹でたワカメを、張り巡らせたロープに着けられた洗濯ばさみに、一枚一枚丁寧に干していくと、見事な緑色のカーテンが完成した。
地元漁師の高野博さん(78)によれば、獲れたワカメは注文の客でいっぱいのため、市場に出回ることはほぼないという。午前中に漁港に行けば、直接買うことができることもある。「袋を小分けにして冷凍にしておけば、1年くらいはもつ。味噌汁やうどん、そばの具など好みで楽しんで」と話した。