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「冬は数は釣れないけどサイズはデカい!」思い出に残る厳寒期の大型根魚たち

TSURINEWS

アジ手中(提供:TSURINEWSライター井上海生)

こちら大阪湾沿岸、2024-2025年の真冬はまったく釣れない。毎年水温が12℃を下回ると厳しいものだが、それでも何とかなってきた。しかし、今年ばかりは本当にダメだ。とある釣具店の情報によると海水温8℃とも言う。いろんな意味で本当に寒い冬は、せっかくなので思い出話で釣り心を温めたい。

今年は釣れない冬㏌大阪

筆者個人的にはほとんど納竿している、今年の真冬の釣りである。年末最後の釣りでボウズを食らってから、ほとんど釣りに行こうという気がしない。海水温が冷たすぎるのもあるが、単純に寒い。これまでこのような厳冬期で一尾くらいはモノにしてきたが、今年はそれも釣行の都度危うそうだ。

とは言いながら、釣行したぶん、まだボウズはしていないが、ここでノーフィッシュをして一年の目標である「ボウズはしない」というものを、早くに折られたくない。ちなみにもうひとつの目標は、「プラグをなくさないこと」だ。私は基本的にメバルとシーバスに対して表層の釣りしかしないので、フローティングプラグを何かしらのかたちでロストをすることは避けたい。

みなさんは釣れているのだろうか?全国各地、今年は非常に冷え込んでいると聞く。海水温が下がると魚の代謝も低くなり、多くの餌を必要としなくなるので、食べない=釣れない、という図式になる。多くの場合、思うようには釣れないものだ。

真冬の釣りの思い出「アイナメ」

そんなこんなで家の中で退屈な時を過ごしているが、魚のカメラロールを眺めていると、この時期でも釣れている過去の釣り物がいる。思い出を振り返りながら、心を温めている。

去年のことなのだが、2024年はアジの大当たり年で、2月までふつうにアジが釣れていた。釣り場のアングラーと「信じられないですよね」と言い交しながら釣ったことを覚えている。今年も初冬の回遊は素晴らしいものがあったが、残念ながら12月半ばでほとんど抜けてしまった。しかし、先日は深日港で良型が釣れたので、まったくノーチャンスではないだろうが。

昨年はド極寒でもアジが釣れた(提供:TSURINEWSライター井上海生)

いつか、巨大なアイナメが釣れたっけ。それも真冬だった。確か須磨かどこかで釣ったのだ。クジメも混じって楽しかった。何よりこの日は、PEラインを港から出ていく漁船にすべて持っていかれてしまって、泣くような思いをしながら、残っていた下巻きのイトに天秤をつけてイソメを投げ釣りしていると釣れたのだ。こういうことがあるから面白い。

思い出深すぎるアイナメ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

「尺カサゴ達成」も真冬

根魚が大型化するのもこの時期で、先日もなぜか季節外れのアコウなど釣ったりしたのだったが、実は筆者が尺カサゴを達成したのも真冬である。4年くらい前の1月だったと記憶している。引き味に特別重いものもなく、なんとなーく上がってきたのだが、それが尺を超えていたのだから驚いた。

尺カサゴの思い出(提供:TSURINEWSライター井上海生)

場所は大阪南港。リリースしたので、釣られていなければ今も大きくなっているはずだ。カサゴは最大45cmくらいになると言う。ありふれた魚だけに、もういっちょ、サイズアップを狙いたいものだ。

今は魚を「食べる」時期か

どちらかといえばこの時期、筆者は魚を食べるほうに興味がいく。日頃釣りをするだけ、こと釣り前などなるべく生臭な魚食は控えるようにしているが、やはり真冬の身がキリッとしまった魚はおいしい。

と、言いながら、先日牡蠣に爆裂食中毒を食らった私である(仕事も一日休んだ)。ずっと大好きな食べ物だっただけに、恐怖感を覚えてしまい、これからしばらく食べようという気になれないのが、なんだか悲しい。冬に旬を迎える魚といえば、寒ブリなどが有名。沖釣りで仕留める方々がうらやましいものだ。私はせいぜい、魚が安全適切に調理された寿司屋に行くなどして、真冬の魚欲しさを慰めたい。

<井上海生/TSURINEWSライター>

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