厚木市に希望と期待を伝える 子ども議会を開催
厚木市議会(遠藤浩一議長)が主催する「第5回あつぎ子ども議会(中学生議会)」が8月19日、厚木市役所5階の厚木市議場で行われた。
この取り組みは子ども達に市政と議会に対する関心を深めてもらうことを目指し、2014年に市長や理事者の協力を得て開催され、今回で5回目となる。
今議会には市内10校から中学生18人が参加。事前オリエンテーションで市議と質問書を作成、前日のリハーサルで議会の進め方や質問の手順などを学び、本番へ。当日は8グループに分かれて「厚木市に対する希望や期待について」をテーマに一般質問を行った。
生徒からの質問は高齢者支援からごみ処理、デジタル教科書の導入、あつぎ鮎まつりの日程など多岐にわたり、一つ一つの質問に山口貴裕市長や佐後佳親教育長らが丁寧に答える形で議会は無事に終了。生徒を代表して高良来翔さん(南毛利中2年)が「市政について学び、意見を交わせたことは大変貴重な経験になった。この経験を通じて地域社会を支える一員として自覚を持つことができた」と述べた。山口市長は「皆さん自身が解決できるものもある。地域で自分の役割を見つけ、まちづくりに参加してほしい。厚木が大きく発展するために力を貸してほしい」と話した。