旭化成ホームズと協定 感震ブレーカー普及促進
茅ヶ崎市は5月22日、旭化成ホームズ(株)住宅事業神奈川本部と「感震ブレーカー普及に関する災害協定」を締結した。
感震ブレーカーは、震度5以上の揺れを感知すると自動で電気を遮断する装置。大地震が発生した際の通電火災(停電が復旧した後に配線などから発生する火災)を防止できると期待される。
同市内ではJR東海道線の南側などに「県内最大級」と言われる延焼クラスター(一度出火すると遮断されることなく火災が広がる範囲)があるため、市は2016年から設置に対する補助金を交付するなどして、普及を進めている。
今回の協定を受けて、同社湘南支店では今後、住宅を新築する際に分電盤内蔵型の感震ブレーカーを標準装備とするなどして、普及を進めていく。
この日、市役所市長応接室で協定書が取り交わされ、佐藤光市長は「協定を締結できてうれしい。常に大地震への備えを忘れないことが大切」とし、森本沢人支店長は「市と力を合わせて地域の防災力向上に貢献したい」と話した。
補助金受付を開始
茅ヶ崎市では4月23日から、「感震ブレーカー等設置補助金」の申請受付を開始した。
対象は市内在住の人で、補助額は感震ブレーカーの税込本体価格の3分の2(100円未満切り捨て、上限金額は3000円)。申請は自治会を通じて。
詳細は市都市政策課都市政策担当【電話】0467・81・7181へ。